生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

捻挫

受診することにした。
朝起きると、足首の痛みがあり、歩くのに少し不自由な状況だった。それほど深刻とは思わなかったが、明日走るかどうか最終的に判断する必要があった。
妻に病院に車で送ってもらった。
私は右足首の外側を傷めたと思っていたが、診察してもらうと圧痛があるのは足首の内側だった。
4方向からレントゲンを撮影し、画像を見た担当医は骨折ではないと判断した。但し、レントゲンに映りにくい骨折の場合があるので、二週間過ぎても痛みが続くようなら改めて受診するようにと言われた。
それから、左膝の傷の処置のために、総合診療科外来の前で待っていたら、看護師が呼びに来た。先ほどの外来医の指導医が話をしたいとのことである。
改めて診察を受けて、CT撮影を勧められた。
撮影室に入り、台の上に仰向けに横になりCT撮影である。日立製のCTスキャナーで、液晶表示に三種類の数字が並ぶ。数字は検査の進行状況を示す何か(撮影台の座標や撮影装置の動き)を表示しているようだがインターフェイスとしては意味が無い。寧ろ、「動かないで下さい」とか「もう少しで終わります」とでも出した方が良さそうだ。
CT撮影の結果、骨折は見つからず、靱帯の損傷つまり捻挫という診断が下ったが、もう一つ問題が明らかになった。
足首の関節を作る脛の骨と踵の骨が靱帯が伸びているせいで関節がズレて隙間が部分的に狭くなっている。以前に捻挫した時に外側の靱帯が伸びて関節の位置が定まらなくなって踵の骨が前側にずれているようだ。18歳の時に右足首を捻挫して以来、何度か同じ場所を傷めている。最近、普通に歩いていて右足のつま先が床に引っかかってつんのめることがあったが、どうやら関節のズレが影響していたようだ。
装具を付けて矯正することになった。

改めて総合診療科で膝の傷を診てもらった。傷をゴシゴシと消毒液を浸した綿棒で擦り、ピンセットを突き立てて砂粒のような物を取り除いた。飛び上がるほど痛いわけでは無いが、目の前でやられるとけっこうなプレッシャーだ。自分が思っていたよりも傷は深かったようで、一ヶ月ほどかかると言われた。抗生物質の軟膏を付けたガーゼで押さえて包帯を巻いてもらった。
以上が、受診の内容である。医療費としては、院内処方の湿布と軟膏を含めて装具の値段は別途で8000円ほど。約3時間掛かった。
骨折がないことが明らかになったのは、幾分ポジティブである。一方で、全く自覚していなかった足関節の問題が分かったことは少し深刻に感じた。CTの画像には脛骨遠位末端の前側に骨棘が出来ている様子が見えた。病的な老化現象としての変形性関節症の一歩手前と言うことかも知れない(多分そうだろう)。
で、明日に迫ったマラソンをどうするか。折れていれば止めざるを得ない。医師にはマラソンの話しをしなかったので、ドクターストップというわけではない。
病院を出て、駅に向かって歩いた。歩くのに少し不自由している。痛みがある。少し脚を引きずっている。その時は、駅までタクシーに乗ろうかと思ったのだ。途中にあるドラッグストアに立ち寄っって、当面必要な膝の傷を手当てするための絆創膏を買った。
昨晩は4キロ付近で転倒し、しばらくもんどり打っていたが、その後8キロ走って家に戻った。さほど痛みは感じず、寧ろ大変調子が良いと感じ、良い準備が出来たと思っていた。痛みはきっと明日になれば引いているだろう。
職場に着いて、改めて湿布を貼って装具を取り付けた。仕事に取り組んでいる間も、どうするか考えていた。
痛みは徐々に引いてきて、無理な姿勢さえ取らなければ痛まない。階段を駆け下りることも出来た。しかし、結局マラソンには出ないことにした。妻からストップが掛かった。
それほど甘くはなく、万全な体調を整えた上で出場すべきである。マラソン以外にやらなければならないことも沢山ある。
自分の年齢を考え、チャレンジするチャンスを失ったこと、念入りに準備しかなり良い練習が出来たと思っていただけに残念であるが、まぁ仕方が無い。自分のミスが原因なのだ。
妻と次女が近所の酒蔵の蔵開きに出かけて、新酒を買ってきた。
飲みながら一人で残念会をした。