生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

台風21号

衆議院が解散されて、総選挙があった。
投票日に前後して、「超大型」で「非常に強い」台風21号が接近し、通り過ぎていった。
年に1つか2つくらい、台風が近くを通る。しかしながら、私の住む兵庫県南部は内海に面していて、台風が到達するまでに九州、四国、あるいは紀伊半島が遮り、台風の勢力は大きく殺がれていることが多い。今回も、当初は直撃を恐れたが、徐々に東に進路が逸れて、紀伊半島の沖を掠めて行った。進路に当たった地域はかなりの雨が降ったようだ。
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わが家の周辺ではさほど強い雨では無かったが、長い時間降り続いた。それよりも今回は風が強かった。家が軋むような風が長時間吹いていた。家の外では何かが壊れるような音がしていた。
用便をさせるために、夕方に犬を散歩に連れ出したが、恐ろしかった。強風で煽られて松の小枝が折れて落ちてくる。その小枝に向かって犬はマーキングを始めるが、その松の木が倒れる危険性を感じた。もっと大きな枝が落ちてきそうな雰囲気で木が揺れている。犬の散歩に出たきりおとうさんが帰ってこないので、家族が探しに行くと倒れた待つの大木の下敷きになっていた、なんて話しが脳裏をかすめる。
翌日近所の遊歩道に出てみると、松葉が大量に落ちて、枝も折れていてひどいことになっていた。近所の公園ではかなり太い樹木が根本からばったりと倒れていた。通勤に使っている駅の近くに生えているアカシアも太い枝が折れて通路を塞いでいた。
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各地で大きな被害が出ていたはずだが、選挙結果の速報番組が優先で、マスコミは台風被害を余り伝えていないようだった。
選挙のことをメモしておく。
与党に幾つかのスキャンダルがあった。元々圧倒的多数の与党と少数の野党の争いである。争点は元々何もなく、強いて言えば総理大臣絡みのスキャンダルであるけれども、解散権(?)をもつ方が解散した上でいきなり消費税の使途を少子化対策に使う話と、それから半島北の隣国に対する対応が争点とか言い出した。少子化なんぞはもう随分昔から問題で、今さら掘り起こせばむしろ与党の無策が糾弾されるべきと思う。半島情勢については、いざ有事となった場合に、集団的自衛権の行使によって自衛隊が戦闘にかり出される可能性があると言うことに基づき、対応を争点にするというなら分かるが、総理大臣が述べていたのはそれでは無く、圧力を掛けて核兵器やミサイルを放棄させるという従来の主張であると思われる。

解散総選挙になるという噂になった段階で、私の選挙区から立候補予定の最大野党候補(元職)は与党候補に対抗するように随分あちこちにポスターを貼っていて、随分事前の活動をしていると思っていたら、突然、野党を離党して都知事(与党よりも更に右寄りのポピュラリストと感じる)の党に移ると発表した。

最大野党の代表が替わり、新しい代表が、私が全く信頼していない都知事が立ち上げた党に合流とかそういう話で、現与党の胡散臭さ(支持団体がとてもでないが相容れない)を越えた胡散臭さの都知事の党と府知事の党が現政権に対する野党という位置付けになり、私は与党を支持していないのだが、都知事と府知事に対する嫌悪感はそれ以上で、これならまだ与党の方がマシと感じて、今選挙されても投票先が無いという印象だった。
選挙が始まって、私の選挙区は与党の現職、都知事の党に移った元職、府知事の党の候補者、共産党のご婦人の計4名が立候補し、与党の現職は何度か会議などで同席したことがあるが、私は彼の良さは分からない。元職は駅前でビラを受けとったことがある。ビラに書いてあることが陳腐で嫌な気持ちになった。府知事の党の候補者は全く分からない。共産党のご婦人はすぐ近所に住む隣人で、お話ししたこともある。
結局、選挙区は初めて共産党に、比例区は急拵えでできた民主党と書いた。
与党が大変幅広いので、野党を離党して与党に乗り換える議員が多い事態になっている。それで良いと思う。与党とは明らかに主張が違う人々が新しく野党を作って、選挙ごとに勢力を拡大していけば小選挙区制にマッチする二大政党の片方が出来上がるのでは無いか。そういう意味で、今回は野党の原型が出来たと云うことで画期的だったと思う。
翌日、山に走りに行った。久しぶりにフルに一周回った。道に台風の影響はほとんど感じられなかった。
20.48km, 2h0m58s, 1219cal, u/d 467m, 15°
着込んで走ったので、かなり汗を掻いた。
11年我が家で過ごしたセキセイインコが死んだ。大変残念。悲しい気持ちである。
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