生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

胸が痛んだが(言葉面どおり)焼き肉を食べたあと、救急外来に行った

日曜日の朝。姪の訪問を受けることになっている。夜は焼き肉屋で散財する予定である。
晴れて穏やかな朝。犬と散歩に出る。遊歩道の梅林の梅が咲いている。

散歩から帰って、何となく調子の悪さを感じる。左側の胸に違和感がある。ちょっと痛みも感じる気がする。何かおかしいと思いつつ、何がおかしいのか確かめようとする。走ってみて走れるならまぁ大丈夫か、くらいに思っていたが、徐々に違和感が顕著になってくる。押しても何ともない(圧痛無し)だが、叩くと響く(叩打痛あり)。その場でジャンプすると着地の衝撃で痛む。
痛む。痛みである。
明日、月曜日に受診しようと決心する。ほおって置かない方が良いというか、放っておけなくなってきている。
大丈夫そうなら黙っていようかと思ったが、大丈夫でなさそうなので、どうも調子が悪い。胸が痛いと妻に伝えた。姪を迎えに行き、夜7時の予約より少し早く焼き肉屋に車で向かった。妻が運転したが、駐車場から焼き肉屋まで歩くのも少ししんどい。大きく息を吸うと痛む様だ。

美味しくいただきました。
帰宅してオリンピックの中継を見て、風呂に入った。その時にはかなりヤバい雰囲気になっていた。痛みが増している。少し息がしにくい。体位を変えると痛む。何だろうこれは。初めのうち、自然気胸かも知れないと思っていた。経験が無いのでどういう痛み方をするのか主観的には分からないが、息苦しくなってきて可能性があると思った。痩せて若い男性。多分咳が出るはずだが、ほとんど咳は出ていない。そして私は若くない。若い頃に気胸を患った経験も無い。
息苦しいのは、呼吸が極端に浅くなっているせいである。大きく息を吸い込むことが出来ない。痛みが強い。
早く寝ることにした。仰向けに寝ようとするが痛みが強く息がしにくい感じである。どういう向きで寝たら楽なのか体位を変えながらもだえ苦しむ。気胸の可能性はあるが、他に、肺血栓、いわゆるエコノミークラス症候群もあり得る。とにかく、肺のどこかで何かが起こっている。痛みは増し、息はますます浅く息苦しくなり、明日朝まで我慢できそうに無い雰囲気を感じて病院に連絡を取ることにした。妻に車を運転してもらい、救急外来を受診した。
簡単な問診、微熱(37.5℃)、インフルエンザ陰性、血液検査、胸部レントゲンとCT撮影、心電図をもとに、当直医は胸膜炎の可能性を指摘し、気胸は否定。血栓はこの検査では分からないという。取りあえず白血球と炎症反応があまりたいした値では無いので、緊急性は低いと判断し、入院の必要なし(満室なので受け入れられない)という。胸痛と呼吸困難を訴える患者を受けておいて病室が無いというのはちょっとな、と思ったが、緊急性が低いという判断を聞いてこちらの不安も解消されたので、帰宅して明日朝出直すことにした。
帰宅後、胸の痛みに苦悶したが、鎮痛剤が効果を現したらしく数時間眠ることが出来た。目が覚めると寝間着が汗で濡れていた。
寝ていると胸の痛みがあり、昨日ほどでは無いが呼吸が浅い。起きると余り気にならなくなって、普通に歩ける。
朝食を抜いて、妻に送ってもらって再診受付へ。この時までは受診後に職場に行くつもりで居た。
改めて血液検査、胸部レントゲン撮影し、内科医は両側の胸膜炎で、炎症自体は背中側で微量の胸水の貯留があることを指摘した。ただ、痛みは前胸部で乳頭の少し下辺りで、自覚症状と検査所見が一致しないことに加え、胸部CTで下大静脈の拡張が見られるとのことで肺の血栓症の疑いが残り、午後から追加の血液検査と心エコー検査をする事となった。
職場に欠勤の連絡を入れ、一旦自宅に戻り昼食を済ませてから出直すことにした。
心エコー上は右心房にキアリ網の遺残があるとのこと。血栓等は見つからなかったらしい。循環器専門医の外来を再診することとして、消炎鎮痛剤の処方を受けて対症的治療で様子を見ることとなった。
ウイルス性胸膜炎は呼吸時の痛みが強く呼吸困難感を感じるが、風邪のウイルスと同じなので治療と基本的に風邪と一緒(薬は効かない)である。ただ、咽頭炎、上気道炎で済まずに胸膜に炎症を起こすと言うことは、体力が落ちて抵抗力が十分でないと言うことなので、十分に休むようにという助言を受けた。
ということで、当分は身体を休めることにする。