生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

3時間46分

神戸マラソンに出場した。
何度か申し込んだことはあるが、一度も抽選に当たらなかったので、神戸のコースを走るのは初めてである。
出場経験のある友人のアドバイスを聞いた。基本的に平坦で退屈なコースであるとのこと。
今まで出場に積極的でなかったのは、この時期の職場の業務が忙しいからだ。今年も忙しかった。思い通りの練習とはならなかったが、それでも出来る範囲で準備はした。
9月に171kmしか走行距離が伸びなかったのは、台風の襲来や体調不良があったためだ。10月は385km、11月は18日までで210kmほど。30kmを10月と11月で5回走った。仕事は忙しいが、気候は走るのに丁度よい。
目標は特に定めず。練習では1kmあたり6分を切るのに苦労している。レースになるとペースが上がるが、どれくらいまで走られるか予想が付かない。今回も、時計をもたずに、自分の体力と相談しながらペースを決めることにした。
15分間を開けてのウエーブスタートで、私は第一ウェーブである。
9時スタート、10分前からセレモニーと聞いていた。通勤定期区間でマラソンということで、なんとなくのんびりしていたら、出遅れた。まぁ間に合うと高を括っていたら、少しのんびりしすぎた。
6時前に目覚めて、朝食を済ませて犬と散歩をして、着替えていたら少し遅い感じである。ホームで電車を待っていたら、休日ダイヤでなかなか電車が来ない。周りにはマラソンランナーのような雰囲気の人が一人もいない。これはかなりギリギリになると覚悟し、電車を待ちながら駅のホームでオーバーパンツを脱いで靴を履き替えた。25分前くらいに三ノ宮に着いて、スタート地点に着いたときには、既に荷物預かりが終了していた。それでも遅延者のためのトラックが用意されていたので、上着を脱いで荷物を預けて走る格好になってコースに入ったのは10分前。セレモニーが始まり、それからスタート。動き始めるのに暫く待たされた。

初めて走るコースで、ペースがよく分からない。天気は良く、少し東風が吹いていたようだ。

10km付近の山陽須磨で妻がスポーツドリンクのペットボトルを用意して待っているはずである。気温はともかく、日差しが強く日向ではかなり暑く感じた。須磨で国道2号線に出たところで、沿道の妻を見つけた。ペットボトルを受けとり、不要な軍手などを手渡した。そこから2号線は道幅が狭く、ところどころ急カーブがある。道が狭く人が多い。ペースがうまく摑めない。折り返し過ぎた頃に空腹感を感じ、用意していたカロリーメイトを1本食べた。折り返し過ぎてから、バイト先の元同僚に応援してもらった。27km付近でもう一度妻に会えるかと思っていたが、気が付かなかった。妻は私に声を掛けたが気付いてもらえなかったと言っていた。
受けとったペットボトルが空になり、かなり汗を掻いていたので30km付近で歩道に出て自販機でボトルを買った。それから走り続け、バイパスの上りも克服し、ゴール地点までペースを上げるつもりでいたが、思い通りにならなかった。目標が今ひとつはっきりしなかったためと思われる。
ゴールタイムはグロスで3時間45分59秒と出ていた。
ゴール前で応援してくれていた妻にはまたも気付かなかった。ゴール直後に元マラソンオリンピック代表の谷口浩美氏を見かけて、握手してもらった。私のヒーローの一人で、大変嬉しかった。
荷物を受け取り、妻と落ち合って三ノ宮で蕎麦を食べて帰った。
疲れた。暑かった。
あと6分速く走りたいと思った。次の目標に向けて、取り組むことにする。
神戸のマラソンは良い大会と思った。少しコースが狭いのが難点であるが、沿道の応援が多く走っていて楽しかった。
次の目標は丹波篠山であるが、良い練習をしてのぞみたいと思う。