生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

一息つく

金曜日。穏やかな天気だった。冷え込みが緩んだ。

職場では色々なことがあって、私にはもうどうしようもない。。

金曜日なので、山奥の仕事がある。今日は犬の散歩は子ども達の誰かに任せていつもより早めに家を出る。
目覚ましで起きて、無事に家を出てた。
仕事をして職場に戻る。
医者の仕事の多くは、苦しんでいる人の話をきくことなのだ。
楽しい仕事ではない。
妻が明日帰ってくる。妻が出掛ける前に、子ども達がひとり立ちしたあとどうしようかという話をした。
そうなったら、わざわざ二人で生活する意味は無いかも知れないということだが、実際に一週間余り離れて暮らして、明日戻ってくるとなって、やはり二人は一緒に暮らした方が良いと思う。
十日戎。残り福。
夕食は三宮でラーメンとチャーハンを食す。悪くはなかった。
ユーチューブで、真夏の果実を聴く。サザンオールスターズのオリジナルではなく、カバーである。
大変良い。この曲は素晴らしい曲と思う。
先日、出張で福島県郡山市に行った。一昨年は盛岡に行く機会があった。
郡山では、はからずも震災と原発事故の影響の話を聞いた。
随分昔に、放射医学を勉強して、それから管理区域の中で同位元素を使う仕事をした。リンやイオウの同位元素を使っていた。ヨウ素も使ったことがある。管理区域は別棟にあって、かなり厳密な管理が行われ、区域に入るだけでも面倒な作業だった。米国に留学中は、特に管理区域のような区画はなく、普通に実験室の中で同位元素を使うことが許されていた。日本が戦争で被爆の経験をしたことと、放射性同位元素の厳密な取り扱いには関係があるのだろうと思っていた。
放射線被曝の影響には確定的影響と確率的影響があり、後者には閾値がないとその当時に学んだ。今でもそれは生きているのだろうか。
今の職場にも放射性同位元素を扱うための管理区域はあるが、ほとんど使われていない。
8年前の震災の時、管理区域の管理者は恐らく私よりも原発事故に関する情報を色々もっていたようだが、教えてくれなかった。私はテレビニュースから流れてくる「原発の格納容器はきわめて安全に作られている」という話を聞いて、そういうものなのかと思っていた。
閾値のない確率的な影響の話は今でも有意義な学説なのだろうか。
発がんと遺伝子の変異の話は、講義で学生に伝えている。複数の変異が重なって発がんに結びつく。
一般市民で、放射能漏れが原因で亡くなった人は居ない。しかし、がんを患って死亡し、労災認定を受けている人は複数居るはずだ。確率的影響の評価にはもう少し時間が掛かると思われる。