生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

皆さん楽観的に過ぎる

日曜日は日中に山を走るつもりで家を出たが、甲陽線の踏切あたりで雨が降り出した。山には雲が掛かり、雷雨になりそうな雰囲気だった。そのうち、霙模様となり山は諦めて近道をして帰った。
月曜日は、風が強く荒れ模様の天気だった。六甲が今年初めての雪化粧をしていた。
会議があり、呼ばれた。長かったが、あまり大したことは決まらない。会議というのは、意見が薄められるようにできている。
夕食はホッケの開き。北海道を感じさせる焼き魚で大根おろしと醤油でいただく。
それから、ジョギングに出た。会議が終わって、少し気持ちが高揚していたかもしれない。
風が冷たいので、ウインドブレーカーにネックウォーマーなど、ほぼ完全な重装備で走り始めた。目標は甲武橋である。普段とは逆の反時計回りに走ることにして家を出る。久寿川辺りで阪神沿いに出て、どこかで旧国道に入って武庫川を渡り、北に向かう。橋を渡った後は、西宮北口周辺を走って帰ってくる。
なんとは無しにおよそ2時間、意外と心地よく走ることができた。
妻が私の帰りを待っていた。
翌日にパートの仕事が無い夜は、夫婦でお酒を飲むことにしている。昨日開けて少し私が味見をした、ポルトガルのワインを二人で飲みながら話をした。
話題の多くは、感染症に対する対応の話になる。私は、そのことで大変困っているのである。


フォーミュラワン世界選手権の開幕戦が中止になった。
私は、高校生の頃から、かれこれ40年余り、興味を持って情報を集めている。
シーズンの開幕を楽しみにしていた。
2020年は、オーストラリアから、世界各地で21戦が予定されている。日本でも秋に鈴鹿サーキットでレースが予定されている。
スペインでプレシーズンテストから、感染症の影響が話題になっていたが、それは寧ろ、先に流行が始まったアジア地域における影響が危惧されていた話である。第4戦の中国GP(上海)は早々に延期が伝えられていた。今シーズンは日本人のドライバーは参加していないが、本田技研がエンジン提供の形で参加しており、日本からオーストラリアへの入国に苦労しそうだという話題を聞いた。また、日本人のモータージャーナリストが、渡豪に苦労する様子もSNS経由で伝わっていた。それは、どちらかというとのんびりとした印象で、オーストラリア国内での感染者はそれほど多くはなく、メルボルンの開幕は何とかなるのかと思っていた。
ヨーロッパ、特にイタリアでの感染拡大が急速に進み、イタリア国籍のチームが参加出来るかどうか不安視され始めた。実際にグランプリ開幕の準備が始まった段階で、複数のチームスタッフに感染疑いがもたれ、検査の結果1名の陽性(感染者)が見つかった。疑いがかけられ検査されたのはイタリア系チームではなく、イギリスのチームとアメリカのチームだった。イギリスのチームスタッフの感染が明らかとなり所属するチームが参加取りやめを表明した。続いて多くののチームからレースの中止の申し入れがあった様だ。結局、開幕日の朝、観客が集まり出している状況で、主催者はレースの中止を決断した。
前日記者会見で、ディフェンディングチャンピオンのハミルトンは、楽観的な主催者を厳しく批判している。

「正直、僕はみんながここにいることにすごく驚いている。今朝もトランプ大統領がヨーロッパからのアメリカへの入国を止め、NBA(全米プロバスケットボール)が試合を見合わせたというのに、F1は続行しようとしている。F1はまるで普通の1日みたいにみんな過ごしているけど、本当はそうじゃないはずだ。今日も大勢のファンが来ていた。ここ以外の世界はみんな(新型コロナに)対応しているのにね」
F1オーストラリアGP木曜会見:異様な雰囲気で始まった会見。王者ハミルトン「みんながここにいることに驚き」 | F1 | autosport web

中止予想は本当に不可能だったのか。あまりに楽観的すぎた強行開催の姿勢が最悪の結末に/F1オーストラリアGP | F1 | autosport web
発表前から中止の雰囲気ただよったパドック。現状では「オランダ、スペイン、モナコも難しい」との声/2020年F1オーストラリアGP現地情報 | F1 | autosport web
感染症の影響で、レースが中止されたのは初めてではないか。
フォーミュラワンに限らず、世界中の様々なスポーツイベントが中止、延期の憂き目を見ている。
楽観的な見通しを持つなら、それを裏付けるデータが必要である。