生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

桜が咲き始めている

桜の蕾が膨らみ出す頃に、ツバメが姿を見せる。ツバメはつがいで川面をかすめるように飛んでいる。
そして桜が綻び始めている。ソメイヨシノは少し遅く、オオシマザクラが先に咲くようだ。
私は、桜の名所として有名な夙川の近くに住んでいるので、この時期になると周囲が騒がしくなる。遊歩道には桜を眺める人たちが散策する。皆よそ見している。犬と散歩するときも、通勤でも、私はその遊歩道を通る。
例年だと、ブルーシートを並べて場所取りをして、川沿いで花見をする人が多い。市役所がゴミ捨て場を作ったり、注意書きの看板を立てたりしている。一度看板が建てられたが、その後の自粛要請(国か県かなんかよくわからないが)に沿って、ゴミ捨て場は撤去され、注意書の看板に宴会、飲食の禁止が上書きされた。
午後から桜を眺めながらジョギングに出かけたが、一部小規模な宴会はあったが、例年とは様変わりしている。ブルーシートが目立たないのは良いことである。阪急より北側は、例年なら歩くのにも苦労するほどの人出が見込まれるのだが、今年はゆったりとしていた。やはり、宴会をしている人はほとんどいなかった。
ニテコ池の周りを走って、関学のキャンパスを通り抜けて、武庫川を渡り、ぐるりと一周走った。風が冷たく、体が重かった。
歳を取ると共に、走るときの心地よさが失われるように感じる。少し残念である。
マスクが手に入りにくい状況である。
妻と三女が毎年花粉症に苦しめられるので、マスクの買い置きが少しある。
妻はパートに出かけるのに職場からマスクの着用を求められている。初めは毎日交換していたが、ドラッグストアの棚からマスクが消えて以降、妻はマスクを洗って再生することにした。節約好きである。一週間程度は洗って再利用できるという見通しがついたようだ。
自分でマスクを作ると言って、今日はマスクの耳掛けに使うゴムを買いに行ったが、手に入らなかったとのこと。厳しい世の中である。
総理大臣が記者会見すると言うので、何か重大な発表をするのかと思ったが、現状の認識を述べられて、何とか踏みとどまっている状況ということで、自粛を続けるように要請。多分そういう話だったと思う。質疑の中で、自粛要請に伴う損失(文化公演やスポーツなど)に対する補償について尋ねられて、はっきりとは否定せずしどろもどろで結局これから考えるような感じだった。考えていないということなのかと思いながら聞いた。
様々な産業が厳しい状況にある。私の勤める職場も、非常事態宣言等出て閉鎖されるようなことになったら、果たして経営が維持できるのかわからない。不安な状況で、自粛に協力せざるをえない。
次に首相が記者会見するときには、オリンピックパラリンピックを返上する話になるのかもしれない。あと二週間ののちに、社会がそこまで追い詰められる状況は予想できる。そうなる前に、強い対策を提示する方が良いと思うのだが、難しいのだろう。彼には。
職場の同僚が、「いよいよになったら、先生も病院に駆り出されますね」というので、「まさか」と、その時は一笑に付したが、医療崩壊が起こるということは、そういう事態を想定せざるをえなくなるということなのだろう。もしもとも言えないくらい、医療崩壊は現実的になりつつある。私も覚悟を決めておく必要があると、妻にはこの話をした。