生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ハンバーグを煮込む

残暑というべきか、大変蒸し暑く、身の置き所を見つけるのが難しい。
週末は自宅にとどまっていた。
妻は、金曜日と土曜日にパートのシフトが入っていた。
土曜日はいつもより少し寝坊して、それでも私が犬と散歩に出るために、妻より少し早く布団から出る。身支度をして、軽く朝食を済ませてから、犬を抱き起こしてハーネスを取り付けて玄関に連れていく。目の不自由な犬は階段を下ろすのにも手助けが必要である。アイコンタクトで意思の疎通ができないので、ちょっとしたことでも攻撃的に反応することがある。彼に噛まれないように扱うのには慣れが必要である。
私が散歩から帰ってくるまでのおよそ30分の間に、妻は弁当作りの準備を始めて、洗濯機を動かし、さらに掃除機をかける。犬は掃除機のモーター音が大変苦手で、掃除機の音にものすごく興奮して吠えまくるので、手がつけられないような状況になるので、このわずかな時間に掃除を済ませなければならない。
散歩は私が連れていくことになっているが、妻の忙しさは相変わらずである。
その後、仕事に出かけるまでに、洗濯物を干して、身支度をする。
妻はさまざまな家事を済ませてからパートに出かける。パートの仕事自体も結構な肉体労働で、楽ではないはずだ。
土曜日は、私が家にいて、いくつかの手伝いをすることにした。
とりあえず、夕食は私が用意すると提案すると、妻はスーパーマーケットの惣菜でお寿司でも買って済まそう、と提案した。そういえば、ずいぶん長いことお寿司なんぞ食べていない。なるほどということで、夕方に買い物に行く役を私が担当することになった。ついでに、日曜日の夕食の買い物も済ませたい。
メニューを決める必要がある。
先日、美容院の帰りに駅の書店で、辻仁成氏の料理本(父ちゃんの料理教室)を買った。
この本に紹介されているレシピから、先週はメンチカツ、先々週はポトフを作った。今週は、煮込みハンバーグのレシピを参考にすることにした。
辻氏は息子さんと二人で生活しているので、基本二人分である。我が家の場合、長女の分まで考えると6人分、そして翌日の弁当のおかず入れることを考えると、8人分を用意することになる。
ハンバーグは焼いてから煮込むが、一度にそんなにたくさんのハンバーグを焼けるフライパンは無いので、3回に分けて調理することにした。とりあえず、玉ねぎ、ひき肉、スパイスなどを買い物のリストに加えた。サイドメニューに牛蒡のサラダを添えることにした。
結局、買い物には妻もついてきてくれた。
土曜の夜に、包丁を研ぐ。
日曜日は、長女が出品している展覧会を妻と見にいった。
午前中に車で出かけた。感染予防を気にしつつ、多くの作家が工夫を凝らしてユニークな作品を展示しているのを見た。大変有意義と思った。自粛ムードの中で、自分たちの表現を諦めずに展覧する人たちの熱意を感じた。こういうものが、今の世の中に必要なのだ。
帰宅して(テイクアウトの昼ごはんを済ませて)調理に取り掛かる。玉ねぎをみじん切りにして炒める。冷まして挽肉、パン粉、卵などを加えてこねる。基本はレシピ通りである。
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大変おいしかった。家族からも評判が良く、翌日の弁当のおかずにもなった。
もちろん、ウイルスが蔓延しないように、私は色々な自粛を重ねている。やりたいことをやるのに、かなり苦労している。
しかしながら、この世の中でも自分のやりたいことをやり続けている人々がいて、展覧会で時間を過ごすことで、私は人々の努力を感じて、とても好ましい気持ちになる。こう言ったことは、大変大切である。
長女が展示していた絵を一枚借りて、職場の自室に飾ることにした。