生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

反戦

先週末、明け方までやっている討論番組をテレビで視た。新聞発表で、討論のテーマを知っていた。私はそのテーマに余り興味が持てなかった。話題になった元自衛官殿の考え方が到底相容れないと思った。私なりの結論はすでに出ていた。だから、その話を聞きたくて番組を視たわけではない。しかし、結構遅くまで視ていた。
歴史の解釈について私は余り興味がない。歴史学者が慎重に調べてくれるだろう。どのようであって欲しいというような期待を持っていない。私はずいぶんと左よりの発想を持っていると思う。それがニッキョウソの感化か、はたまた中学生で終戦を迎え、教科書を墨で塗りつぶし軍国主義的な教育のインチキさを実感した父親の影響かは良くわからぬ。戦争放棄というお題目を忠実に実行することの困難さは感じるものの、憲法前文の高らかな理想主義は今もって輝きを失っていないと思う。
そして私は6年間ほど基地の内側で生活し、新兵さんの教育現場などを遠目に眺めた。軍隊の特殊性について、いくらか理解しているつもりだ。
論議は意外と面白かった。途中まで見て、結局この問題は、如何に文民統制を行うか,という点に尽きるというのが私の感想だ。兵士達は市民の信頼を勝ち取らなければならない。兵士達の戦意の源はそこなのではないか。