中々目が覚めない。ぎりぎりの時間。納豆ご飯で朝食を済ませ、身支度を調える。
毎朝、キリマンジャロをミルで挽いてコーヒーメーカーにお任せする。ポットに注ぎ、余った分は朝飲んでから出かける。
ゆっくり飲んでいる暇が無い。
恐らく、三杯分くらいポットに入れていると思う。職場で飲む。
月曜日は昼休みを挟んで講義が二コマ。講義が始まる前に実習生と研究の打ち合わせ。7人いて、各自に時間を取るのがちょっと大変である。
講義の合間に昼飯を取っていたら悩める学生が相談に来た。
難題である。
そのまま午後の講義になだれ込み、講義が終わってから会議が二つ続く。長い。
そのあと、実習生に実験の結果報告を受けて、そのまま職場を離れた。歯科受診。定期的なメンテナンスである。
帰宅すると、すでに妻は仕事から戻り、夕食の準備をしていた。干物の鯖を焼いて一緒に食べた。息子は相変わらず卓球の中継に夢中になっている。来週から試験が始まる。
私は、ジョギングに出かけることにした。山に向かう。
調子が良いとは思わなかったが、調子が良いと感じることは、今後の人生では希であろう。私は「調子が良いと思わない」ことに慣れていかなくてはならない。
ゆっくりと走り始めた。
建石筋を山に向かって上る。途中、サイクリングの男性が先に進んでいった。西柏堂町の交差点を左折、北高交差点を右折、リハビリ病院に抜ける道を通った瞬間に、道ばたから何かが飛び出してきた。
飛び出した物は私の前を掠めてリハビリ病院の方向に走り去った。勇ましい足音が聞こえた。イノシシだった。油断していたし、大変危なかった。
明治村前のバス停で先ほどのサイクリストが休憩していた。私はお構いなしにさらに上っていく。何とかフルコースを完走した。
身体が暖まるにつれ、調子が上がった。割と良いペースで走れたと思う。
20.05km, 2h00m51s, 1200cal, u/d 465m, 19°
長袖シャツにジャケット。
風が吹いていて、空気が澄んでいたようだ。山の上から大阪市内まで夜景がとても美しく見えた。木星がスピカと並んで目立つ。夏の大三角形が東の空に上りつつある。
夜空には少し膨らみ始めた上弦の月が輝いていた。月影を引き連れて走りきった。
ポットに残った珈琲は帰宅してから飲んだ。いろいろと書きたいことがある。今は何のことを書こうとしていたか思い出せないが、そのうちに思い出して書くと思う。
