生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

リスト表示は嫌いなんだと

  • 同僚が、明日の会議のために、パワーポイント資料を作り直していた。

5つ位の箇条書きを、並べ直していた。同僚は、割と古くからのマックユーザーで、クラリスドローとかで、マックの使い方を覚えたに違いない。使っているのは一番新しくて立派なパワーブックG4-15inchesで、最新版のオフィスを使っている。
彼女は、用紙を設定して、ドローデータを並べて、pictで保存するという発想から抜け出せない。98、一太郎からマックに移行して、一番驚いたのはドローデータの扱い方だった。そのあとに、トゥルーフォントが出て、これはすごいなぁ、と思った。もう10年以上も前の話である。箇条書きの項目の順序を入れ替えようとしている。項目番号を打ち直し、テキストボックスを選択してドラグして、微妙な間隔や余白を、ちゃちなスクロールホイール付きのマウスで調節している。ツーボタンの右側にドラグを設定すれば良さそうなものだが、彼女のプライドがそれを許さない。
見かねて、リストにすればいいじゃん、と云ったが、「それは分かっているんだけれど、私はリスト表示は何となく嫌いなの。」と云って、ちゃちなマウス片手に苦闘を続ける。
もちろん、アウトライン表示など、絶対に使わない。多分何となく嫌いなのだろう。ただひたすらにブランクページを追加して、その上にテキストやら図表やらのオブジェクトを並べてゆく。そろそろ、パワーポイントはそういうソフトではない、と云うことに気が付くべきだと思うが、聞く耳を持たない。お手上げであるし、迷惑そうなので、それ以上は突っ込まないことにした。