生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

退屈なレース

シーズンも最終盤となり、チャンピオンを争うドライバーが予選上位に顔を連ねる。
最も退屈なレース展開は、選手権のリーダーが独走し、ポイントでさらに差を付けそうな状況となるケース。それでチャンピオンシップが決するというならまだしも、決まるわけではないが大きな差が付く。これはつまらない。しかも残りは1レースのみ。
退屈なレースだった。ハミルトンは素晴らしいドライバーと思う。勇敢で,正確で、ミスが少ない。安定している。しかも速い。
しかし、私は彼がトップを走る独走するレースを退屈に感じる。彼のパッシングは乱暴と思う。モータースポーツは譲り合いの精神で成り立っている。ライバルに走路を残してあげて、初めて競争が成り立つ。走路はトラック上に確保して上げるべきだ。ルイスは時にライバルをトラック上から押し出す。
思い起こせば、セナもマンセルも、そういうところがあった。若さゆえの焦りが、乱暴なパッシングに現れる。それもまた彼らの魅力のひとつなのだろう。しかし、私はルイスの独走に胸がときめかない。
退屈なレースにうんざりする。
理由は簡単だ。私は彼に嫉妬している。私が愛する恵まれないエンスージアスト達にルイスのような恵まれた才能や環境が与えられないことに対する嫉妬だ。
いずれ、ルイスも苦しみのたうつだろう。そして彼は乗り越えるだろう。本当の評価はそれからだ。