生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

カバンの修理

金曜日の午前中は外勤である。
通勤に時間がかかるので、普段は30分程早めに家を出るが、今週は先方の都合で会議の時間が1時間遅れたので、自宅でゆっくり出来た。30分遅いと高校生の通学時間とずれるので、電車の中も空いている。
いつもより1時間ほど遅くまで勤務し、職場に戻った。
今日もいろいろと上手く行かない実験の原因究明に時間を取られる。
昨晩、髪が乾いたと思ってそのまま寝て、朝起きてみると髪が跳ねていた。髪の生え方のクセの関係で、左側が跳ねやすいようだ。ワックスである程度固めるが、跳ねた部分は収まりが悪い。一日中気になっていた。
髪が伸びてから、つむじの向きに合わせて前髪を右側に流すようにしている。この二年ほどで白髪が増えて気になっているが、傍から見るとそれほどでも無いらしい。左側に白髪が固まって生えている場所がある。鏡に映して確認できないところがどうなっているかは分からない。
髭を残すようになって2年ほど。別に剃っても構わないが、ほおって置けば生えるのでそのままにしている。実際には剃るより残す方が手間が掛かると思う。似合うかどうかはよく分からないが、ひげ面は自分自身をより正しく表現しているように思う。
職場で携帯電話が鳴り、留守番電話にメッセージがあった。先日修理を依頼したカバンの作業完了のお知らせのようだった。
長女から、英語の検定試験に合格したと言うメッセージ。1次試験に合格したとのこと。このあと2次試験があるが、大変素晴らしい成果である。
仕事の帰りに三宮で寄り道し、先ずは修理の終わったカバンを受け取った。ほとんど分解するような大規模な修理で、きれいにリフレッシュされた。当分使えると思う。
カバンを受け取ったあと、2フロア上にあるレコード屋に寄り、the Strutsのアルバムを見たが、まだ一枚しか出ていないようだ。英国出身のバンドである。ジョギング中にポッドキャストに飽きたら聴いている。明るくて中々良い。もうじき娘とライブを聴きに行く。楽しみだ。
それから、娘の合格祝いのつもりでデパート地下でチョコレートケーキを買った。恵方巻きロールケーキを幾つかの店で売っていたが、さほど人気が無かったように見えた。
夕食は太巻き。鰯の塩焼き。味噌汁。
昨日はかなり負荷を掛けているので、休んでも良いと思っていたが、走りに行くことにした。
ひと月後のマラソン大会に向けて、本気で走っている。
今日は昨日より更に冷え込みは緩んでいる。余り時間を掛けず、走り終えてから少し筋トレもするつもりで、2号線に出て東に向かった。最初から少しペースを上げて身体を温めることを心がけた。疲れが溜まっているように感じていたので、甲子園筋から戻ろうと考えていたが、意外に足取りが軽く感じられたので、小曽根線まで足を伸ばし、南に向かって鳴尾浜に渡り、湾岸線のわき道を通って甲子園浜、西宮浜に渡り、跳ね橋を通り戻ってきた。
良いペースで走っている実感があって嬉しかったが、走り終えてラップを見ると全くゆっくりだったので、少々がっかり。
16.12km, 1h36m00s, 961cal, u/d 92m, 9°
久しぶりに公園に行って鉄棒にぶら下がった。自宅に戻ってストレッチをしていたら、妻にもう布団を敷くと言われて和室から追い出される。もう少し早く走り終わるように工夫する必要がある。
高校生に偏差値は身近な言葉であるようだ。息子が言うには私の「顔面偏差値」は56とのこと。平均より若干上の評価らしい。


このような日記を、毎日ダラダラと書き続けて公開している。
いくらか読んで下さる方が居るようだ。特に時事問題について論じるわけではなく、自分の一日を書いているだけである。読んで何が面白いのか分からない。
自分で読むと興味深いのは、自分のことが書いてあるからだと思う。
軽妙な筆致でユーモアと批判精神に富んだユニークな面白い文章が書けると良いが、私には中々難しい。少しでも良い文章を書きたいと思っているが、ネタも時間も、才能も限られている。有意義に過ごした一日の記憶が、日記を書く動機付けになる。
努力しているが、エッセイストには成れそうにない。

北野坂

少し冷え込みが緩んだ。
職場では、実験の指導など。残念ながらうまくいかないが、原因を探求しようということで、意見の一致を見たことは、大きな進歩と言えると思う 。
会議はなかった。
ほぼ定時に職場を出て、寄り道せず帰宅した。
夕食を済ませてひと休みしてから走り始めた。
一昨日に25キロ、昨日22キロ走っているので、今日は少し落としても良いと思った。特に昨日は大変疲れが溜まっているように感じた。
しかし、ここが頑張りどころと思い直し、30キロを走る気持ちになった。マラソン大会までに5回、30キロを越す練習をしたい。今日はその一回目になる筈である。
北野坂まで往復すると、30キロを少し超える。
いつも走っている徳川道から、阪急六甲駅への坂を上り、動物園の裏手を通って新神戸に向かって下る。新神戸側から坂を上って、三宮方面に向けて下って行く。途中で左に折れて、加納町の歩道橋を渡る。あとは、阪神沿いか、43号線沿い、あるいは旧西国街道浜街道を通る。難所は阪急六甲駅付近で、およそ50メートルほどの高低差の上りと踏み切り、渡り難い複雑な交差点がある。北野坂も30メートルほどの標高差がある。
ニット帽、ネックウォーマー、長袖シャツ重ね着、ジャケット、ロングタイツにオーバーパンツで、家を出た。イヤホンからはポッドキャストが流れている。
オアシスロードから2号線に入り、芦屋川を上ってJR神戸線沿いを走った。摂津本山を過ぎるまで線路沿いを走り、山手幹線経由で住吉川を渡って阪急沿いの道を徳川道に向かった。
JR沿いの道は真っ直ぐで走り易い。列車を眺めると気晴らしになる。
さっぱりペースが上がらないのは、疲れなのか。30キロの距離に対する自重の気持ちなのか。1キロあたり6分前後のペースである。足先が悴んで感覚が鈍い。
膝や股関節が痛みだす。このまま走り続けると怪我をするのではないかと心配になるが、サボりへの誘惑である。
阪急御影で約10キロ。徐々に身体が暖まってペースが少し上がった。徳川道に入り、阪急六甲の坂を上り、護国神社の前を通ってドリンクを1本買った。更に動物園の裏を抜け、女子大のマリア像を見上げて、新神戸に向かって坂を下っていく。何人かのジョガーとすれ違った。通勤帰りの人が坂を登ってくる。指先の冷えが収まり、ようやく身体が暖まってきた。北野坂は、観光地であるけれど、10時近いのでほとんど人影がない。スターバックスの前を下って二つ目の信号を左に曲がり、加納町の歩道橋を渡った。
調子が悪いのか良いのか、よく分からない。最短なおかつ走り易い道を選びながら、走り続けた。岩屋から阪神沿いを大石まで走って、43号線を芦屋川まで。あとは臨港線を通って帰宅した。
31.33km, 3h11m42s, 1884cal, u/d 208m, 9°
相当疲れていたと思うが、走るほどに残り距離が減って行くのに励まされる。
ゆっくりのんびり走っているという自覚があって、残りの距離と今まで走った距離を意識するとサッパリペースアップできない現実を前に、この練習の意義を考え直す。
ゆっくりとしたスピードであっても、維持して3時間余り走り続ける経験は、ひと月後のマラソン大会にはプラスになると信じる。
走り終えて、犬と散歩。筋トレせずにストレッチのみで入浴した。
やり遂げた気持ちが大切である。

体が暖まる

結構冷え込んでいた。余り爽やかでない目覚めだった。
それでも、昨日よりは増し。
妻が寝坊する日である。週に一度程度、そのような日を設けることにしたようだ。
スマートフォンを枕の下に置いて、アラームを掛けるとバイブレーションで目が覚める。寝相はそこそこ良い方である。
布団から抜け出し、コーヒーは自分で沸かして水筒とコーヒーカップに注いだ。朝食はシリアルに牛乳を掛けて済ませた。普段は米飯だが、たまには変化があって良い。
学生さん四人相手に4つの別々の作業の指導をするので、中々忙しい。
年度末と言うこともあって、教員ともいろいろと話しをする。話題は今年度の反省と言うことになる。
「反省してないのがまずいよね」「反省していないように見えるのが問題と思う。反省はしてるはず」というようなことを心で思うが、言わない。
さて。
少し早めに帰宅すると、息子がゴロゴロしている。どうも、昨日のマラソン大会の影響で筋肉痛に苦しんでいたようだ。
犬と散歩に行くのも難しいというので、私が代わりに行った。
散歩に出ようとしている頃に丁度妻が帰宅した。
大荷物を抱えている。バイトの帰りに買い物を済ませてきたとのこと。
犬と散歩をしているときに、空を雲が覆い、ポツリポツリと雨粒が落ちてきていた。
気象レーダーを見ると、西宮市に次々と雨雲が入ってくる。ちなみに天気予報で18時以降は降水確率20%である。20%の雨が私の頭の上に降り注ぐ。犬は機嫌良く歩いてくれた。
私は、着替えて走り始める準備である。それほど寒いと思わなかったので。少し薄手の格好にした。
ずぶ濡れにはなりたくないので、気象レーダーの画像を見ながら少し様子を見ることにして待機した。結局9時過ぎ頃に、意を決して走り始めた。
やはり小降りだが雨が降っている。尼崎方面に雨雲の本体があるようだ。臨港線を西に神戸方面に向かって走り始めた。
身体が重く、調子が悪い。手足の指先が悴んで、なかなか暖まらない感じである。トボトボと歩くような速さで走る。すぐに引き返そうかと思ったが、この調子で走り続けるとどうなるか見定めようと思い走り続けた。出来るだけ単調な道を選ぶことにして、43号線を直進することにした。神戸市内に入って雨は上がったが、身体が中々暖まらない。わき道に入らずに、国道の歩道を走り続けて、都賀川を越えたところで北に折れて、帰りは2号線を真っ直ぐ戻ることにした。約10キロの単調な直線コースである。
2号線は緩く下っている。13キロ当たりでようやく指先がぬくもり、身体が暖まってきた。なかなか自分のペースが摑めなかったが、何とか走り切れそうな雰囲気になった。
22.18km, 2h14m17s, 1329cal, u/d 97m, 8°
芦屋川を渡った辺りで、路面が濡れ始めて、西宮市内に入った頃には雨が降り始めた。
無事に帰り着き、軽く筋トレ中に妻に促され風呂に入った。
長野に旅行していた次女は金沢経由で帰ってきた。ずいぶんと楽しんだようだ。長野の雪道で転倒し、突き指したとのこと。
長女は古典的なロックバンドのライブに出かけていった。
息子は相変わらずゴロゴロしており、三女はバイトに出かけていた。
私は、これから1ヶ月間、いくらかのことを犠牲にして走ることにする。

レイノー

目覚めが宜しくなかった。
眠い。起きられない。仕事を休みたいと本気で思った。
午前中から憂鬱な会議がある。行きたくない。
結局、普段より15分遅れほど。家を出て職場に向かった。
午前会議、お昼過ぎからまた会議。余り有意義とは言えなかったように思う。去年もおなじような話しをしていた。そして今年の反省がよく分からないうちに、来年の計画が話し合われる。
あんまり良いことと思わない。
研究実習は4名残っていて、それぞれに仕事を指導するがかなり手が掛かる。
かなり気温が下がっている。冷たい風が吹いていた。
帰宅すると、息子は無事に10キロのマラソン大会を終えていた。ライバルには勝てなかったが、最後にかなり抜いたそうだ。
いろいろと不満があるらしい。学校に対する苦情を延々と、少ない語彙で喋る。単調な下品な形容詞を使い回すので、聞いていて疲れる。嫌になる。しかし、じっくり聴いていると不満は学校に対する物ばかりで無く、自分が良いと思っている教員に対する生徒たちの失礼な態度にも向けられている。複雑なのだ。これから、時間を掛けて聴くことにする。聴いて貰っているうちに、彼自身が何らかの解決策を見つけるだろうと思う。
9時少し過ぎて走り始めた。
私の出場予定のマラソン大会まで一月余りであるが、トレーニングは余り順調でない。二月に何をどれくらい出来るか、よく考えながら走るつもりだ。取りあえず、これから2週間、出来るだけ距離を走りたい。どれくらいいけるか分からないが、2週間で200キロ以上走るつもりだ。その後のことはそれから考える。
25キロ走る決意でスタートした。オアシスロードから2号線に入り、芦屋川沿いを上って阪急の山側の道から小路八幡、岡本公園を通り、新落合橋を渡り阪急御影、徳川道、そして都賀川を渡り、旧西国浜街道を通って帰ってきた。
25.36km, 2h23m31s, 1494cal, u/d 165m, 4°
今日の距離は目標に届いた。割とペースを保って走ることが出来てポジティブである。ウインドブレーカーを着ていたが、途中からだが冷えた。足の指先はずっと悴んでいた。最近の靴は風通しが良いのでその分冷える。手は厚めの手袋をはめていたが、やはり悴んだ。
子供の頃から、手足が冷えて、特に足の指は酷いしもやけに悩まされた。今もしもやけが出来ている。
手の指はしょっちゅうレイノーが出る。どれか1本だけ指全体が真っ白になることもあるが、複数の指の先端が白くなることもある。

体質的な物で、特に病気ではないと考えている。
霜焼けは病気かもしれない。

ため息は空に届かない

二日ぶりに走るつもりでいた。少なくとも、朝天気予報を見た時点では、走ることが出来ると思っていた。
朝から低く雲が垂れ込めて、少し霧が出ていたように思う。
電車のダイヤが乱れていたのも、その所為かも知れない。
昨日は、職場に行っていろいろやるべきことをしていた。夕方に仕事を切り上げて、吹奏楽のコンサートを聴きに行った。私たちの住む市の吹奏楽連盟主催のニューイヤーコンサートである。出番は短いが、いろいろな団体が出演する。
少し早めに着いて、当日券を購入し席に着いた。思ったより客が少なかった。中学生から社会人まで、演ずる曲目も様々である。久しぶりに寛いで楽しむことが出来た。息子の担当はチューバなので、ステージ上では結構目立つ。得な役回りと思う。
聞き終えて帰宅する途中に雨が降り出した。ホールから家までは歩いて20分ほど。雨の中、フードを被って歩いた。
走りたいと思っていたが、雨が強く降っていたので諦めた。
月曜日。
職場で数名の学生さんとお話しをした。この時期に話しをする相手は大抵何かトラブルを抱え込んでいる。
気分が滅入る。ご当人も悶々としているのだろうが、入れ替わり立ち替わり話しを伺ううちに、こちらの気力が本当に殺がれる。気が付けばため息をついている。
研究実習中の学生さんたちと話しをすると、びっくりするようなミスをいろいろとしているようだ。ミスの原因の探索に半日取られた。それでも、原因が分かる場合はまだ増しで、何が何だか分からないあらゆる可能性を探り、おそらくはそういうレベルでない何かをしている(或いは、し忘れている)のだろうと結論付けるケースでは、仕事は全く進まず、むしろやるほどに後退していく。
これらもため息の原因である。根気が必要である。そのようなことで、彼らと、私自身が鍛えられていく。
帰宅し、走るつもりでいたが、雨が降っている。大した雨ではないが、雨雲レーダーで予報を見ると強い雨雲がやって来そうに見える。
諦めた。
ガッカリする。これもため息の原因であるが、天候には勝てない。空に届くようなため息をついても何も起こらない。
長女が息子を励ましていた。彼女はいろいろと挫折を経験して、上手く行かない人の気持ちを上手にくみ取る。そして、大変上手に話しをする。
息子はそこに気付いていないようだが、そのうちに姉の配慮に感謝するときが来るだろう。
次女は長野の友達のところに出かけていった。
明日は雨が降らないという予報が出ている。できるだけ早く帰って走りたいと思う。