姫路城にお菊井戸がありまして、播州皿屋敷で有名な、と云うキャプションがありました。
「番町皿屋敷」じゃなかったっけ?
ヤフーで検索すると、
- 播州皿屋敷
- 番町皿屋敷
- 番長皿屋敷
- 番町更屋敷
いずれもそれなりの検索ページ数が出てきます。因みにATOKで「さらやしき」を変換すると、「更屋敷」がデフォルトです。
調べてみますと、元ネタは「播州」皿屋敷で、番町皿屋敷はその舞台を江戸番町に移し、小説にしたものと云うことらしい。さらに歴史を遡ると、雲州(出雲)松江の皿屋敷伝説がもとになっているとか。
お菊井戸は姫路城の抜け道ともいわれており、セキュリティ上の観点から、怪談話を流布して人を遠ざけたという説もあるようです。皿屋敷伝説は、他にも尼崎や甲府にもあるそうです。
更屋敷という言葉は、番町のお屋敷が、千姫(彼女も姫路と縁があります)のお屋敷を更地にしたあとに建てたお屋敷(更屋敷)が舞台という意味。「番長」皿屋敷というのは、どうやらただの勘違いではないかと思います。