生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

無断リンク禁止教?

高木浩光@茨城県つくば市の日記より
http://d.hatena.ne.jp/HiromitsuTakagi/20040426#p2
代表的「発明」として、以下5つの項目が挙げられている。
Q:正しいものを選びなさい。

  1. リンクはトップページにしてください
  2. 名誉や品位を汚すおそれのある場合はリンクをお断りします
  3. 法令等に違反し又は違反するおそれがある内容を含むものはお断りします
  4. 必ず○○へのリンクである旨が分かるようにしてください
  5. フレームの中に弊社のウェブサイトを取り込んだ形のリンクをしないでください
  6. リンクは必ず新しいウィンドウで開くようにしてください


これらの中で、高木氏は5番目(フレーム内リンク)のみを妥当としている。
一応、私なりの解説:
1については、もはや解説の必要はないと思う。トップページを参照したいと思うひとなどいない。トップページにリンクすることは、95%無意味である。
6:リンクウインドウが勝手に開くことを快く思わない人がいると思う。私もその一人。
以上二つは、私にとっては禁忌肢といっていい。
5:フレーム内リンクは、場合によって閲覧者に誤解を与える。文責の所在が曖昧となるためだ。フレーム内リンクが、「他人のコンテンツをあたかも自分のもののように装う」ように見えるのは、高木氏が言うように、アドレスバーにフレーム内部のページのURLが読み取れないためなのかもしれない。
4:リンクのアンカー、或いは、そのアンカーに対する説明書きの内容を強要するもの。被リンク先のコンテンツに対して口出しする権限はないだろうと思う。アンカーをどう書くかはリンク先に云われるまでもなく、作成者の意図が問われる部分である。リンク先の情報は、作成者が閲覧者に対して提供するべきもので、被リンク先がとやかく言う筋合いのものではない、と云うのが私の考えだが、高木氏の意見は別の方向を向いている。
2,3:について、高木氏はリンク元が法令に違反しているものを断ってどうなるというのか。品位を汚す恐れがあるというだけでリンク元の言論を妨げて何の意味があるのか。と明快である。これらの点は、小学校的民主主義者 ーー廊下は走ってはいけないことを理解していながら、それがどれほど自分に危険をもたらし、他人の迷惑になるかを認識していない人たちーー に、理解させるのは難しいだろう。
「リンクを拒絶する自由」について、別のページに先日書いた。それには、言論の自由という視点が欠如している。
なるほど、他人のリソースの内容(リンクもリソースのうち)にとやかく言うことは、言論の自由を妨げる行為ということだ。これは別段WWWにおける特殊な習慣と云うわけではなく、普遍的なことだ。ネットの特殊性というのは、そういった言及やリンクを検索やリファラーというネット上の技術で、集めることが出来ると云う点のみだ。
何となく、理解できた気分でいる。