生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ワン切り

  • NHKのアナウンサーがニュースの最後に間違えたことを云ったように思う。
  • いわゆる、ワン切りによって不正な(?)料金請求を行っていた業者が、有線電気通信法違反容疑で摘発されたという話。ワン切り対策について、話が出て、消費生活センタか何処かの専門家がなんといったか忘れた。請求があっても払ってはいけない、というような話だっただろう。
  • ニュースの最後に、アナウンサー氏が云うには、ワン切りに返信したとしても、非通知にして通話をすぐに切れば、請求されることはない(とのことです)とのこと。へぇ?
  • ワン切りに返信する率がどれくらいか分からないが、誰かからの電話を待っていて、思わず勘違いして返信する人もいるだろう。職場の後輩が云うには、10通に一通くらい、昔の友だちからのことがあるので、公衆電話からかけ直してみる、というのだ。便利な携帯電話はワン切り受信専用。彼は公衆電話ユーザーである。
  • 非常に妙なことを言う。彼の友だちは、ワン切りの振りをするゲームのつもりか。貧乏で、通話料を払えないのか。携帯電話を持つこと自体が、そこそこのコストがかかるのではないか。携帯電話を持っている貧乏人など居るものか。
  • さておき、ワン切り業者とは何をしてもうけるのか。思うに、ある特定の電話番号に、不特定多数を誘い込み、ダイアルQ2を利用させるのではないか。私自身はQ2サーヴィスを利用したことはないが、先日、義援金を寄付するために、こども達がドラえもんだか、アンパンマンだかの声を電話で聞いたらしい。それがダイアルQ2だろう。そうであれば、最初から請求書など届かない。104問い合わせサーヴィスと同様、ここから先はお金が余分にかかるが、どうするか?と、尋ねられるのではないのか。
  • おそらく、ダイアルQ2に誘い込む方法と、架空請求書による詐欺事件を、NHKが混同したのだろうと思う。
  • 今回のケースで、摘発されたのは詐欺罪ではなく、有線電気通信法違反容疑である。Q2サーヴィス自体は、情報の内容は別として、違法では無かろう。数万通のワン切りを欠けまくったことが、有線電気通信法に触れるのだ。
  • 一方で、NHKアナウンサーの発言は、おそらく、名簿による架空請求書を逃れる対策ということだろう。ワン切りや、架空請求書は無視するに限る。レスポンダーは格好の標的になるからだ。しかしながら、架空請求は、既に名簿が出まわっていることが問題である。
  • もし、請求者が電話番号一緒に、住所氏名の情報まで持っているとしたら、架空請求は逃れようがない。いくら非通知にしても、すぐに切っても、架空請求書は届く。
  • ワン切りなど無くても届く。
  • というわけで、NHKアナウンサー氏の、ワン切りに返信するテクニック紹介は、大変馬鹿げており、架空請求業者のハッタリを噛ます糸口を与えてしまうだけだと思う。とんでもないことをゴールデンアワーに、それほどリテラシーの高くない人々相手に云ってしまった。やばいよ。