内部調査 - 生活

興味深い、呆れた内部調査が二つ。

一番目は社会保険庁の年金不正免除・猶予が２６都府県で１１万３９７５件にのぼるという調査結果。随分多いと思うが、分母が良くわからない。免除、猶予を実際に受けている件数の中で、どれくらいが不正な手続きによるものなのか。あるいは、この不正によって年金納付額がどれくらい失われたのか。毎日新聞社によると、免除手続きを巡る不正が全国で組織的に行われ、当初の調査に多くの事務局が虚偽の回答をしていたことが明らかになった。とのこと。また、昨年度の申請分全てに外部チェックを入れるとのこと。多分、不正な手続きはもっと増えると思う。社保庁の村瀬清司長官は「このままの社会保険庁でいいのですか」と、改革路線への支持を訴えたというのだが、ダメだね。年金制度そのものがもう立ち行かなくなっていると感じる。
二つめ。NHKのチーフプロデューサーが５年余で計１７００万円余りを着服していた事件を受けて、NHKが行った内部調査で、１９４人、計２８７件で「不適切な事務処理があり」計約３５６万円過払いが見つかったが、元ＣＰ以外でカラ出張などの新たな不正は見つからなかったって、あぁ、そうですか。
恥かくからこういう非現実的な調査結果は表に出さない方が良いと思う。