先日、ブレゼントしたiTunesカードを、娘はまだ使っていない。
彼女はクラブ活動でホルンを吹いているから、それに関係する何かを手に入れたいと思っているようだ。文化祭の準備で、忙しそうだった。一段落したら何か捜し出すに違いない。
中学校の文化祭に初めて出席した。
色々と仕事が溜まっており、聴けるところだけ、と思って、前日のリハーサルを聴きに行った。
舞台装置がまだ整っていない舞台で、中学生たちの合唱、吹奏楽。時々中断しながら進んでいった。何だ？この不思議な気分は？
結局、翌日の本番もほとんど全て聴いた。
素晴らしい何かに触れた気分だ。
合唱部のアンコール。応援の３年生が加わって、人数が増えて『キセキ」を歌った。
私はその歌を聴いたことがあった。多分子どもたちがみていたテレビ番組の主題歌だったのだろう。そして我が家のiTunesにその曲が入っていた。以前プレゼントしたiTunesカードで長女がダウンロードしたのだ。音楽に出会うというキセキを思う。むすめ達が引き寄せてくれた。あらためて、じっくりと聴いた。
素晴らしいラブソングだ。その場で声を合わせた人たち、その歌を聴いたみんながキセキに出会えるはずだ。なぜなら、歌われているキセキはとてもありふれたもので、誰でもきっと手に入れられる。私はそう信じている。あなたたちもいつか、そう感じるときが来るだろう。
