生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

雨の一日・エネルギー回生

娘からのLINEが私の枕元のiPhoneを振るわせて目が覚めた。
寝ぼけながら返事をしたようだ。今見なおしたら、野球を見に行く予定と書いてある。
雨音が聞こえた。そのまま布団から出て、トーストと蜂蜜とコーヒーで朝食を済ませ、犬と散歩に出たが、犬も雨に濡れるのは嫌なのだ。すぐに帰宅。
その後は、居間でパソコンに向かい仕事。息子は部活に行く予定だったが、体調が優れずお休み。
仕事をしながらだらだらと過ごした一日。


夜に、フォーミュラワン世界選手権の伊太利ラウンドがあった。
モンツァサーキットは大変好ましいロケーションである。私の好きなサーキットは旧ホッケンハイム、スパ、モンツアの順。見たいがテレビが付かないので、映像は見ていない。iPadのアプリでレース経過を追った。
ホンダが苦戦している。ドライバーは超一流だ。シャーシはエンジンがまともで無いので、どれほどか分からない。
エンジンの方は、先日のハンガリーでは大きな進歩を遂げたように見えた。モンテカルロでもまぁまぁだった。
しかしながら、オランダ(スパフランコルシャン)そしてイタリアと超高速の連戦では酷い状況だ。幾つかの報道によると、理由ははっきりしている。熱エネルギー回生システムが他のチームに較べて劣っているとのこと。
エンジンの排気ガスでタービンを廻し、発電して電気モーターの出力として使う仕組みのようだ。もう一方の運動エネルギー回生はブレーキング時に発電機を廻してバッテリーに充電し、加速の時にアシストする仕組みで、これは一般のハイブリッドカーに使われているものと原理は同じだろう。熱エネルギー回生の方は、フルスロットル時ほど有効に発電できる筈。一旦バッテリに充電してからモーターを駆動させるということのようだ。何にせよ、ガソリンの使用量は制限されていて、全開区間の長いパワーサーキットほど燃費が厳しいはずなのでエネルギー回生が上手く行かないと燃費が厳しい、アクセルを踏めないのでますます熱エネルギーの回生に回せないという悪循環になりそうだ。理屈の上ではシンプルで古臭い原理だが、排気でタービンを回すとなると大変な高温に耐えねばならず、また、燃費を考えたパワーユニットのマネージメントを含めると技術的には難しいのだろう。十分な回生が出来ていないということで、アクセル開度の高いサーキットほどハンデを負うという事になるようだ。
アプリ画面から得られる情報を見ているだけでも、随分大きな遅れを背負い込んでいることが見て取れる。前後のマシンよりラップタイムが一秒遅い理由が最高速が伸びないこととなると、コーナーでは互角でも、ストレートエンドで簡単に抜かれる。これは厳しいと思う。
そこが直れば何とかなるのだろうし、現状でも全開区間の短いサーキットであれば、まぁまぁのところに行けるようだから、コースによっては今のままでもそう悪くない成績になるのかもしれない。
これまでのホンダによるF1挑戦も、華々しい時期を迎えるのに随分時間が掛かっている。私は、もう少し長い目で期待を持ちつつ応援するつもり。まぁ、今シーズンは無理ね。悪いところがはっきりしていて、それが直せないんだから、何か基本設計の部分でどうしようも無いエラーがあるんでしょう。