生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

転倒の顛末

ふとしたことで、アスファルトの固さを思い出す。
普段は平らな道である。アスファルトは道という名前が付いた平らな面である。
私は過去に何度かアスファルトに身体を叩き付けたことがある。
轍でうねった道を渡るとき、平面の奥にある私の身体より遥かに硬い物体であることを意識させる。
3月の初めに、ジョギング中に転倒した。
右足首を捻挫し、左膝を打ち付けて擦り剥いた。6週間が過ぎた。
足首の痛みはない。局所の圧痛もなくなっているが、サポーターを着けて生活している。今のところ、それほど邪魔にはなっていないし何となく安心である。
サポーターなしで走るのは少し怖いのでジョギング中にも着けている。
いつまで着けていれば良いのかも分からない。長靴を履いて走っているようなものだ。ちょっと邪魔には感じている。

膝の方は割ときれいに治ったと思う。特に感染も起こさず、順調だった。
結局、3月3日に転倒し、マラソン大会は走らず。約一週間お休みして3月の走行距離は276km、4月に入ってからは15日で138km。気分的には、怪我をしてからポテンシャルが落ちている気がする。ペースが上がらない。
悶々としている。
そろそろサポーターを外した方が良いのか。
予報は今ひとつだが、午後降水確率が30%。寒気が入って大気が不安定というような話しだったと思う。
犬と散歩を済ませてから、電車で職場に向かった。講義の準備など、土曜日に済ませなくてはならない。
夕方に少し雨が降ったようだ。
まだ明るいうちに帰宅した。妻は夕食にはまだ少し時間があるから今のうちに走りに行ってはどうかと助言され、久しぶりに明るいうちに走り始めた。
桜が散りつつある遊歩道を走り始めた。

暖かいのでロングタイツに短パン、長袖シャツ二枚重ねでジャケットは羽織らず。
花見客が桜に名残を惜しむ夙川沿いを苦楽園まで走り、越木岩神社の参道を上ってフルコースに向かった。久しぶりであるので、ゆっくりと上っていった。道沿いの桜から散った花びらが、歩道に敷き詰めたピンク色の絨毯のようになっていた。

走り切る頃には暗くなっていた。
19.17km, 2h06m03s, 1182cal, u/d 453m, 20°
公園に寄って鉄棒にぶら下がった。
夕食後は妻に誘われビールを飲んだ。
走っている間に、今週あったいろいろなことが思い出された。楽しいことは何もなかった。