NHKで、いろんな人が、国の安全保障について論議していた。論議に値するのだろう。あんまりまじめに聞いていなかった。
子どもたちに水を飲ませるために、と、丸顔の脂ぎったおじさんが言った。しかし、イラク南部の子どもたちは１０年前から水を飲めずにいたのだ。そして、日本の子どもたちと全く異なる環境に住んでいる子どもたちはイラクばかりではなく、世界中に大勢居る。ふむ。
イラク市民を助けるため。なのか、アメリカとの同盟関係に応えるため、言葉を換えれば、自国の安全保障を目指してなのか。いつの間にか、論議はしゃぁしゃぁと、自国の安全保障論議にすり替わる。
結局は、ブッシュの太鼓をもった総理大臣の戦争支持のひと言、そのつじつまを合わせるためってことなのか。
国にとって憲法とは何なのか？日本国の国際貢献と、同盟関係維持による国益とかそういうことはどのように摺り合わせるのか。自衛隊がテロと戦うことを公言した総理大臣。テロリストの本拠地に乗り込む自衛隊の運命は。
私は断固として自衛隊の出兵に反対する。
