生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

毎日新聞記事より

私は毎日新聞を購読しているので、件の記事を読むことが出来た。
内田先生が注目した吉田氏(青森大。人口社会学)よりも、寧ろその隣、八代尚宏国際基督教大教授(経済政策)の「既得権崩す改革こそ」というコラムの方に注目した。
曰く、(強調は引用者による)

夫婦が共に働き、共に子育てが出来る、普通の社会に変えていくことが、出生率の低下に歯止めを掛けるための基本的な方向である。

これが実現できない理由は、他の構造改革と同様に、既得権の壁に阻まれるためである。(中略)現状の雇用慣行の下で、女性が育児休業以外は、男性と同じ働き方を強いられれば、子供を育てるものがいなくなるのは当然だ。

(中略)出生率の低下は、女性が働き続けることが当たり前という社会の変化に、過去の制度・慣行が対応しないことから生じている現象である。既得権に切り込み、抜本的な制度改革を断行しなければ、少子化に歯止めは掛からない。

崩すべき最大の既得権は、男性がもつ「育児と家事は女性に任せておく」というもの。この理不尽な既得権を男性が自ら投げ出すことが必要と私は感じている。