生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

いじめるひとの罪の意識

NPO法人「ジェントルハートプロジェクト」(川崎市)が、過去3年間に講演活動で訪れた全国の小学校8校、中学校23校、高校5校の児童生徒約1万3000人を対象としたアンケートの結果で、

「いじめる方が悪いと思うか」と聞かれ、「はい」と答えた小学生は6割を超えた。しかし、中学、高校生は4割台だった。「いじめられても仕方のない子はいるか」の問いに「いいえ」と答えたのは、小学生ではかろうじて半数を超えたが、中学生では4割を切った。

数日前に引用した野粼氏の日記(闇黒日記平成十八年十月三十日)を再度引用する。

個人の人格を貶める行爲――それを「正義」の名の下に行ひ、その「正義」の實踐に醉ふ。苛める側の人間と云ふのは、實に道徳的におぞましい精神を持つてゐるのだが、それはこの「醉ふ」事に理由がある。彼等は、反省しないし、自分の行爲は完全な正義だと信じてゐるし――しかしそれらは全て問題の現象に過ぎない。快を貪る爲に行はれる苛めと云ふ行爲、それが餘りにも非人間的に行はれる事に問題がある。

いじめる側に罪の意識が希薄であるのは当然なのだ。
いじめに荷担しておきながら、罪の意識を感じるのは偽善的と感じる。
大多数は、全く気がつかずに荷担し、そしてさらりと忘れ去っているに違いない。