生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

キロ当たり4円

過剰感が出ている中でのコメ価格上昇の裏に見えるのは、衆院解散・総選挙を前に政府が米価対策に打って出るのではないかという思惑。
宮城産ひとめぼれ(60キロ、一等米)は1万2300円と、昨年の概算金段階との比較では2100円も上昇し、06年秋の1万2000円を上回る水準に戻った。追加金を含めた昨年産最終価格と比べても1300円高い。

つまり、キロあたり205円。これが普通の米の値段。ちょっと高めか。でもって、

興味深い。

政府が関税・貿易一般協定(ガット)のウルグアイ・ラウンド合意に沿って輸入し、毎月販売している「ミニマム・アクセス(MA)米」の場合、相場は1キロ当たり100円前後。

それから、

事故米の価格は、管理する各農政事務所職員が米の劣化状況などから見積もり、入札や随意契約などで業者に売却するという。事故米の中でも、残留農薬の濃度が高かったり、品質が著しく悪かったりして食用に適さない「工業用」は特に安い。
 同社の場合、2003〜08年度、53回にわけて計約1779トンの事故米を約1946万円で購入。このうちカビ毒「アフラトキシン」が検出されたうるち米9トンを4万円で、有機リン系殺虫剤「メタミドホス」が基準値の5倍(0・05ppm)の濃度で検出された中国産のモチ米800トンを712万円で購入しており、平均単価は1キロ約8・8円となる。

アフラトキシンの方は、キロ当たり4.4円だ。
これは廃棄物のアルミ缶の買い取り価格の20倍。つまり、事故米はゴミ同然。
ゴミを引き受けて、もうけたはなし。食品として売りさばいたわけだ。しかも随意契約。なんだこれは。