生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

あかぷり

朝の情報番組(NHK)で赤坂にある有名なホテル(といっても、私は何となくそういう名前の建物があることを知っている程度)が閉鎖になることを話題にしていた。バブル絶頂期の象徴的な建物らしい。
私が仕事に就いたとき、職場の先輩は毎日夕刊が届くのを楽しみにしていて、自分の買った株の値動きを気にしていた。今にして思うと、あれが私にとってのバブル経験だったのだろう。他に思い浮かぶことはない。その頃、私は寝るヒマを惜しんで仕事をしていた。株を買ったこともないし、株で損をしたことも(直接的には)無い。
その頃加入した生命保険会社が潰れたのが私にとってのバブル崩壊である。いつ膨らんでいつ弾けたのか、私にとっては他人事だ。
情報番組では、「お立ち台」で踊る正気の沙汰とは思えない人たちのバブル期の映像を流していた。そのダンスホールが閉鎖になるホテルと関係があるのかと思っていたが、そうでないらしい。分からない人には大いに誤解を生む放送だったように思う。
当時を懐かしむ女性のインタビューが出てきて、そのホテルに誘ってもらうのがステータスのようなことを皆が言っていた。インタビュー映像に出てくる私と大して年の変わらないと思われる女性達が、その一流ホテルで落とされたとかいうようなことを言っていた。
この恥知らずなインタビューは何かのネタなんだろうか。
ホテルで落とされたという言葉には、何かバブルを理解している人だけに通じる特別な意味があるのだろうか。音声も変えていなかったし、モザイクもかかっていなかったけれども、あれはあれで何の問題もないのだろうか。