生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

セルフガソリンスタンド

週末、ストーブの燃料用の灯油を買うために、車にポリタンクを積んで出かけた。
この数年で、ガソリンスタンドのほとんどがセルフ給油になった。私がいつも利用しているスタンドもセルフ給油だ。
職場の往復にバイクを利用しているが、職場に行く途中、それから自宅の近くに一軒、行きつけのスタンドがある。石油会社のクレジットカードをもっているので、他に浮気しない。妻はクレジットカードをもつのをいやがるし、とくにセルフ給油になってからはガソリンスタンドに行くのは私の仕事である。
まずは車に給油する。給油機の前に車を停め、エンジンを切って給油口を開け、給油を開始すると、アルバイトとおぼしき女性が寄ってきて、ガソリンタンクの水抜き剤の使用を薦めてくれた。そのとき、私はノズルをタンクに差し込んで作業中だったのだが、彼女は私にいくつかの質問をした。

ガソリンタンクに水がたまるということを知っていますか
知りません
水抜き剤というものがあることを知っていますか
知りません
前にいつ水抜き剤を入れましたか
知りません、つか、たぶん入れたことがないと思います。
ガソリンタンクに水がたまるとそれがエンジンに入って、最悪調子悪くなるんです
あぁ、そうですか。
エンジンが壊れるとかまで行くことはないんですけれど
あぁ、そうですか。
水抜き剤を入れましょうか
要りません。

というようなやりとりをしている間に、私は作業に集中できずいらだって「あんたね、ちょっとうるさいよ。こっちは作業中なのに、ちょっと黙っててくれないかな。」と言った。
給油は終わり、私は車を灯油用の給油機の方に動かそうとしたが、何か忘れているような気がした。何かの手順を一つ抜かしているようだ。ガソリンタンクのキャップを閉め忘れていたら大変だと思い、給油口をもう一度開いて確認したが、キャップは閉まっていた。不可解な気分で灯油を入れ始めて思い出した。レシートを受け取るのを忘れていた。
セルフスタンドでは、係員は余りやることがない。客が忙しくなった分暇になったのだ。素人の作業を邪魔するより、給油を手伝った上で、水抜き剤を薦めたらよいのにと思う。
私の車は15年ものの大変古い車で、今まで一度も水抜き剤を入れていないが、とくに問題はない。北海道育ちであるので、ラインに水が入って凍結したら困ると思うが、西宮でそのようなことが起こるとは思えない。また、水抜き剤を入れようが入れまいが、エンジンに水が入る。彼女自身が説明していてその矛盾に気がついたようだった。
とにかく、給油の邪魔をするなと、ガソリンスタンドのアルバイト相手に思った次第である。