生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ヘルメットを新調した

バイクの車検を通したら、2年で2000kmしか乗っていないことが分かって、ややショックであった。バイクの維持は結構コストがかかる。今後も所有し続ける積もりなら、できるだけ乗って有効に活用するべきだ。
時間、交通事情、体力を含む健康問題*1、出無精。
そして、所有して12年が経過して、私自身のみならず、色々な用品が古ぼけてきた。
まず、ヘルメットを新調することにした。
10年使ってきて見た目はそれほどでもないが、ヘルメットは消耗品なのである。元々サイズが小さめでややキツくて頭を締め付ける。それがバイクから遠ざかる要因の一つになっていたと思う。
検索して、販売店を見つけてバイクで出かけた。初めて行く店である。
道がよくわからずに狭い田舎道に入り込んだ。さらに先はもっと狭くなりそうだ。用水路の手前の交差点で一瞬判断に迷い、直進か、、、やっぱり左だと思った瞬間にバランスを崩した。数年ぶりだが、バイクを倒した。一般に言う「立ちゴケ」である。何年ぶりだろう。
少し上り坂になっていて、車体が左に傾いて足を伸ばしたが、思ったよりも地面が遠かった。交差点の真ん中。坂が下がっている側に倒してしまった。幸い、周囲には人気がない。ハンドルとグラブバーを掴んで引き起こそうとしたが、びくともしなかった。
1200ccのバイクは実際にかなり重たい。過去に倒した時には自分で起こした。出来るはずと思って何度か力を込めてみたが、全く動かない。体力的な衰えを実感させられ、かなりショックである。これから、バイクライフを充実させたいと思ってヘルメットを新調しようとした矢先に、バイクオーナーとしての資質を問われる事態となった。
倒したバイクが道を塞いでいたところにたまたまご夫婦が車で通りかかって、私とそう歳が変わらなさそうな男性が車から降りて来て起こすのを手伝ってくれた。私はハンドルを、男性がグラブバーを持って、割と簡単に起こすことができた。バイクを道端に寄せてとめ、礼を言った。
明らかに動揺した。左に倒すとシフトペダルが曲がるが、運転するには差し支えない。車体に傷がついたり、ひどく壊れている場所はなさそうだ。
ショップはすぐ近くだが、気持ちが萎えてしまって、店までたどり着くまでに多くのことを考えて、改めて決心しなおさなければならなかった。私の今後に大きな影響を与える数分間だったはずである。
こうして、新しいヘルメットが自分のものになった。今までよりひとサイズ大きいが、少し頭を締め付けるような感覚はある。気にしすぎているだけで慣れの問題なのかもしれない。

*1:特に冬季間の冷え性によるレイノーが深刻だ