生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

やりきったというか

やりきったというか、やり過ぎたというか。
朝から大変良いお天気で、空気が澄み切っていた。
二月の晦日。帰宅するときも気持ちが急く。
昨晩妻に予告した通り、長く走るつもりで職場を離れた。電車に乗ってしまった後で、大切なことを忘れていたことに気づいた。
長女が英語検定に合格した。大変素晴らしい成果である。そのお祝いに、長女の好物のレアチーズケーキを買って帰るつもりで居たのだ。
阪神西宮まで乗り越して、デパートに寄ることにした。
売り場で、突然目の前の紳士が滑って転びそうになった。ふと見ると、デパートの床が吐物のようなもので汚れていたが、驚くほど誰も興味を示していない。感染性の汚物であれば、厄介である。
そのうちに警備員が来て、清掃員もやって来て片付け始めたようだ。食品売り場でもあるし、どうも対応がのんびりしている。
残念ながら、レアチーズケーキはすでに売り切れとのことで、代わりにチョコレートパイを買った。
今月に入ってから5回目の30km走に挑むつもりでいた。コースはいくつかの候補から、摩耶埠頭からHAT神戸、JR臨港線経由を選んだ。
まず南芦屋浜に渡り、橋を渡って深江浜経由で43号線に出て、青木から魚崎郷の酒蔵を巡った。浜福鶴、櫻正宗、剣菱、住吉川を渡って菊正宗、白鶴、福寿と並んでいる。西国街道浜街道に入って、都賀川を渡る手前に沢の鶴がある。都賀川沿いを下って摩耶埠頭を走るが、真っ暗で足元がおぼつかない。更に進んで運河沿い、Sun sister前を走り、生田川の少し手前で真砂通から歩道橋を上りJR臨港線跡の遊歩道を走った。

遊歩道が終わったところで約18km。空腹感を感じ、コンビニに立ち寄った。
カロリーメイトのブロックを買った。ふと目に付いた、ミニッツメイド朝バナナという流動食を買って食べたというか、吸い込んだというか。これはなんと表現したら良いのだろう。食感はあまり良くないし、特に美味しいとも思わないが、空腹感を満たすという意味では大変有用と思った。そのようなことをしているうちに、少しからだが冷えた。機能性アンダーウエアは汗で濡れたあとに一度冷えると暖まりにくい。両腕が冷えて凍えた。
動物園方面に歩を進め、山手幹線から水道筋の商店街を通って徳川道を直進し、住吉川から岡本の市街地を通って阪急の山側に入って芦屋川の駅から山手幹線に戻り阪急夙川経由で帰宅した。
32.18km, 3h10m07s, 1915cal, u/d 188m, 6°
最後は脚が動きにくい感じでペースを維持するのにやっとだった。
三日間で88kmほど走ったことになる。2月に30km以上を5回で442km、12月から3か月で1085kmを走った。当初の計画は達成した。
速くなったかというと、さっぱり速くはないが計画を実行できたという意味では達成感がある。そういう気持ちはレースを走る上では重要と思う。


職場では余り愉快でない様々があった。
私の指導力不足や判断ミスから来る、いわば身から出た錆で、大変キツい状況である。このことを十分に検討し、反省し、対策を講じる必要がある。
色々あって、気分が滅入ってしまい、研究の指導にも没頭できない。
明日からもっと気持ちを切り替えたい。

2月は順調だった

一緒にマラソンに出る予定だった同僚と会議で隣り合わせた。体調不良で出場を見合わせることにしたとのこと。
私より1つか2つ年下の筈だ。身体の不調ではやむを得ない。お気の毒である。
私の方は、精神的な様々なプレッシャーはともかく、肉体のどこかが痛んで走るのに困難を感じるようなことはせいぜい右足小指にマメが出来ているくらいである。
2月の練習は天候に恵まれ順調だった。あと一日残しているが、27日間で18回、410km走っている。30km以上をすでに4回走って、明日走れば5回目。目標を達成したことになる。
但し、思ったようなペースではなく、体力の限界のかなり手前をのらりくらりと走っている気がする。体が痛まないのは無理をしていない証左であろう。
走るのに時間を取られて、ウォームアップやストレッチ、筋トレをする十分な時間がない。鉄棒が冷たいので、走ったあとにぶら下がるのもしばらくお預けにしている。体重が2kgほど超過している。マラソンが終わったら、走る距離を少し減らす。
昨日は30kmを越える距離を走ったので、今日は無理せず少し落とすつもりで、家を出た。
ロングタイツの上にオーバーパンツを穿き上は長袖のシャツを重ねてウインドブレーカーを羽織った。
帰宅途中に気温を感じ取ろうとするのだが、良く分からない。寒いような、今までより暖かいような気もする。
結論から言うと、もう少し薄着が良かったのだろう。
ウォームアップもそこそこに、臨港線を西に向かった。
芦屋川沿いを上り、43号線を真っ直ぐ走って都賀川まで行くことにした。
20分ほど(3km余り)ほど走って身体が暖まるとペースが少しずつ上がった。あとはおよそ5分30秒/kmのイーブンペースである。都賀川を渡ったあと2号線を戻り、途中から徳川道を真っ直ぐ住吉川まで走って、山手幹線を通り阪急夙川から帰ってきた。
23.16km, 2h10m55s, 1364cal, u/d 118m, 5°
概ね一定のペースを保てたので良かったと思う。途中で靴紐が緩いのが気になった。サンダルで走っているような気分になる。NBの1040だが、ちょっとオーバーサイズだ。店で試したときはキツく感じたので、いつも選ぶよりひとサイズ大きいものを選んだが、紐で締めると甲が痛む。微妙なところである。


昨日まで行われていた資格試験の話。自己採点すれば、おおよその合否が分かる。
合格したと嬉しそうに報告してくれる人もいれば、知らんぷりの人もいる。ダメだったと泣いている人もいるし、何でダメなのかわからないと言って取りこぼした点の計算をする人もいる。
去年不合格だった教え子から、今年は合格したという知らせが来て、それが本当に嬉しかった。
困難な試験であるが、一定の基準となる正答率を満たせば合格する。全体として見ると合格率はかなり高い。
準備期間も十分にあったはずである。
多くの不合格者にとって、準備期間の取り組み方、或いは準備期間に入るまでの学習効果が十分でないのだろう。
中には、試験直前に過去問を解いて点数を取る人も居るが、それはそれだけの自力があるからで、準備期間の学習効果は各人の能力や環境で鎖が生じる。誰にでも適用できる方法ではないと思う。
皆を合格させるために、何が必要か。よく考えて、今後実行していく。恐らくは、お互いにとって心地よいことばかりでは無いだろう。

県立美術館帰りにスシを食す

少し早めに、といっても深夜を少し廻っていたが床に就いた。
4時50分に目覚めるつもりで目覚ましを合わせていたら、2時頃に一度目が醒めた。いくら何でも早すぎるので寝直して予定通りに起床した。
妻が用意してくれていた朝食を暖め、自分でコーヒーを入れて、予定通りに家を出た。
辺りはまだ暗く、空には星が瞬いている。目立つのは木星。そして、アークトゥルス。北の空には北斗七星が見える。
電車に乗り、昨日と同じルートで試験会場に向かった。
試験場の前には、他学の教員や予備校の講師が大勢屯している。
自分の教え子達を見つけて声を掛け、袋詰めした菓子を手渡す。そのうちに数名の同僚が来て、少し賑やかになった。
受験生の集合時間である8時50分に現場を離れ、帰途に就いた。
梅田に寄り道した。隠していても仕方が無い。
昨日、うとうとしているうちにイヤホンをなくした。三ノ宮のカレー屋で昼食を済ませ、店を出たときに見当たらないのに気づいた。すぐに店に戻り、忘れ物がなかったか聞いたが分からないとのこと。電車の駅長室で問い合わせると、届出があれば明日の10時以降に梅田駅の忘れ物係に届くはずとのことだったので、本日帰り道に梅田駅の担当窓口に立ち寄ったが、見つかっていなかった。
梅田の迷路のようなコンコースを抜けて、ヨドバシに向かい、3階売り場でイヤホンを見た。実物を視聴可能な状態で展示している。
その中で、候補となったのは、

或いは、亡くしたnu force BE6iをもう一度買うか。
店で音を聴くと、どれもとても良く聞こえる。自分で使っていてnu Forceはたいへん響きが良いと思った。2つのイヤホンを使い分けるときに音の良さは結構重要なファクターだ。
jaybirdはとても小さい。邪魔にならないし目立たないので好ましく感じる。UAはスポーツ用として企画されており、防水性などは信頼できそうだ。値段も他より少し安い。
色々と考えた末、買うのを止めた。
とりあえず、使えるものが1つある。iPhoneがイヤホンジャックを廃止したので、この市場は今後ますます広がると思う。更に値段が下がり選択肢の幅が広がるだろう。資金が十分でない今、わざわざ買うことはないという結論が出た。しばらく様子見である。
娘に連絡を取り、兵庫県立美術館に向かった。
アドルフ・ヴェルフリの「二萬五千頁の王国」という展示が最終日である。娘が学校で招待券を手に入れたので、一緒に見に行くことにした。
アウトサイダーアートというカテゴリだそうだ。

なかなか解釈の難しい、しかしながら圧倒される情報量の絵というか模様というか、年代順に展示されている。ヴェルフリが何のためにこれを描いたのかが分からず、なかなか受け入れがたい。無条件に受け入れるには情報量が多すぎる。ドイツ語と思われる言葉が書き込まれている。意味が分かればもう少しスムースに入ってくるのだろう。睡眠不足と眠さもあって、私の頭が彼の絵を受け入れることを拒否している。最初の何枚かは興味深く見たが、そのうちに脳のフィルターに沢山の情報が詰まって流れなくなってしまった。
かなりグッタリとした気分になり美術館をあとにした。
その後、電車で三ノ宮に出て、JRガード下の寿司屋で昼食を済ませた。

なかなか食べ応えがありまた結構安い。長女も満足したようだ。
甘いものが欲しいというので、そごうの横のアイスクリーム屋に寄ってから帰宅。
余りに眠く、疲れていたので2時間余り畳の上で横になった。目覚めたときには褥瘡ができているかと思った。
夕食後、ジョギングに出た。
体調が分からず。少なくともとても調子が良いとは思えなかったが、とにかく走りに出た。
鳴尾御影線を走り、芦屋川から二号線へ。天井川沿いにJR沿いに出て山手幹線から阪急御影駅を廻り、動物園裏を走って聖母を見上げた。

新神戸から北野坂へ。坂を下りて旧三ノ宮ダイエー前から旧西国街道に入った。

西灘から旧西国浜街道へ。トボトボと走って帰ってきた。
決して調子は良くなく、スローペースに終始したが、それでも走りきったことに意義を見出すこととする。
32.62km, 3h25m58s, 19872cal, u/d 226m. 8°
明後日、もう一度30キロを走り、あとは体を休めて本番に備えるつもりである。

ウトウトとしているうち

2月最後の週末は、例年の行事である。
tomomi.hatenadiary.com
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昨日は、買ってきた菓子(チョコレートと飴が主)を小袋に仕分けた。作業していると、息子が自分も欲しいというので、勉強する人にあげるのだと言って一袋渡した。次女がいうには、先生の心がこもっていて羨ましいとのこと。心を込めてはいけない。それではセクハラギリギリになる。
150袋ほど用意し、そのうち80袋をカバンに詰めた。
5時過ぎに家をでると、満天の星空。蠍座が南中。木星が明るく、春の大三角形が見える。各駅停車は意外と混んでいる。
ずいぶん寒いと言うことを忘れていた。
1時間半余りで会場前に到着した。集合時間まで1時間以上ある。天気は良いが、冷え込んでいる。
同僚が数名来た。去年は私と研究室の助教の二人だけだったと思う。今年は少し賑やかになった。
懐かしい顔を見かけることが出来た。
20分ほど余して、小袋は全て捌けた。
小袋を手渡しながら、いろいろな感情が去来する。
余りに複雑である。お互いに、6年間を費やしてきた成果である。果たして、私のパフォーマンスは十分であっただろうか。もっと何か出来たのではないかというようなこと。
小袋が無くなった後は少々手持ち無沙汰となったが、集合時間まで待って会場を後にした。職場に戻り、夕方から院生に講義である。移動中にウトウトとする。ウトウトしている間に幾つかトラブルがあったが、何とか乗り切ったというか何というか。
次女の友人が泊まりに来て、心尽しの料理で歓待した。ワインを飲んだので、走らなかった。

見えない方が少し幸せ

前髪に白髪が増えて来た。

遠目には黒いが、洗面所で鏡に映すと数ヶ月前よりずいぶん増えている。

そのような事を気にかけるのは、一二年後の自分の姿に外挿し、年老いつつある姿をイメージするからだと思う。

鏡の前は自分の老いに向き合う場所である。

 視力はもともと宜しかった。視界に入るものは何でも見えていた。メガネが必要となることもなかった。

全てが見えているつもりで生活していたが、そのうちに実は細かいものが見えていないことに気づいた。

視力が落ちているのである。以前なら読み取れていたものが読み取れなくなっている。時間をかけたり、目を細めたり、近くに寄ったり。初めは左右にずれて見える乱視。その内に近視が加わり、この頃は少し縦方向にもずれる。

加えて、手元の細かな文字を読み取るのに苦労する。と言うか、読めなくなっている。

メガネを掛ければ日常生活に困ることはない。

矯正すれば自分が期待する視力は出ている。

然し乍ら、眼鏡が邪魔な時やメガネがない時は、少々困る。未だに二重焦点に慣れない。

生活動作により何種類かのメガネを取り替えている。視力が十分でなく不自由に感じるのは、元々視力が良くて何でも見える状況に慣れていたから、或いは見えないことに慣れていないからである。恐らく、一般の「目が悪い」方よりは余程見えていると思う。見える物を何でも読み取ろうとするから見えないことが気になるのだ。

初めから、少し見えないとわかっている方が方が気が楽である。処理すべき情報をあらかじめ制限して、処理の負担を減らすのである。

暗くなってから掛けるサングラスもそのようなもので、度が入っているので焦点は合うが、細かな所は見る必要が無くなる。現実には、薄暗い所で細かな何かを見分けねばならない事はむしろ稀なのだ。側から見るほど不自由なものではなく、寧ろ合理的で快適であると言える。


朝早くから神戸の山奥の仕事。

引き返してからは、勉強会や研究実習の指導など。

帰宅後はたくさんのお菓子を買いに量販店へ。それを小袋に詰めて、明日の準備をした。毎年の行事である。

講義の準備のこともあり、走らず。

三女とお話し。もっと時間をかけて、じっくりと話を聞く必要があると感じた。