生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

メンタルが弱っているか

このような文章を、パソコンのキーボードに向かって入力している。
私は、中学生の頃に、姉の持っていたオリベッティのタイプライターでキーボードに触れた。大学に入った後に、NECの文豪とかいうワープロで電子機器の有用性を知った。教養でフォートランのプログラミングをやって、通学に使う車の燃費計算をやったような覚えがある。パソコンでレポートを作るという意味が理解できなかった頃である。
大学院ではいわゆるPC98で一太郎とロータス123を使った。研究室に自前のパソコンを持ち込んだ。私はパソコンでは一切ゲームをしていないし、当時はインターネットなど無かったので、100%勉強の道具として使っていたにもかかわらず、教授に叱られた覚えがある。隔世の感がある。
その頃からATOKという入力プログラムを利用して今日に至る。
ATOKはもう先がないように思われる。毎年アップデートされていた筈だが、最新版は2017年が最後のようだ。サブスクリプションサービスに力を入れているのかもしれない。思い切って、MacOSの「日本語」を使ってみることにした。(昔は「ことえり」と呼ばれていた)
ATOKからのキーボードの使い方の癖があって、中々手強い。ATOKは打ち間違えが少しあっても適当に直してくれるような所があった。私の文章の区切り方には癖があって、変換の確定の仕方がよくわからない。ATOKより余計にエンターキーを叩かなければならないようだ。かなと半角英文字を混ぜる文章の変換の仕方が難しいというか、よくわからない。もう少し慣れる必要があると思うが、何にせよ、基本は正確にキーボードを打つことだ。しばらく使ってみることにする。


少し辛い状況である。
社会全体が厳しいことは疑う余地がない。
毎日の通勤で、ドラマチックな自粛ムードを目の当たりにしている。旅行者が減った。空港行きのポートライナーもガラガラである。
観光客の急速な落ち込み、そして感染予防が重石のようにのしかかる自粛ムードが、当面深刻な景気の後退をもたらすだろうことは、経済の素人ほど、容易に想像がつく。株価が急落している。急落の翌日に上がるのは、昨日下がっているからである。
感染症の広がりを科学的に推定することはきわめて困難とのことだ。予想される危機的状況を招かないために、出来る限りのことをするというか、しないというか。
私自身も、身動きが取れない気分でいる。
気持ちも落ち込むし、疲れが取れない。
おそらく、家族も似たような気分でいるのだろう。こういう雰囲気は伝播する。
上瞼が重苦しく、休みたい気持ちになる。休ませてほしい。走りにもいかず、酒も飲まず。妻と話をして、気を紛らわせる。
夜半に、専門家会議のメンバーが記者会見をして、依然としてアウトブレイクに備える必要があるという認識を伺った。そして水際対策は、いまや世界全体に対して考慮しなければならないことも、自覚した。そして、兵庫県を中心とした関西圏がアウトブレイクの中心地となりうる危険性を孕んでいるという認識ももった。
感想は、「これは厳しい」ということである。

20200319専門家会議の答申

国内の感染状況

クラスターが各地で発生し、都市部を中心に新規の感染者が増えている。一部の地域で感染拡大が継続していて、大規模流行につながりかねない。3つの条件が重なる場所を避ける努力を求る。

地域の状況で検討

今後の感染拡大防止策は地域の感染状況に応じて緊急事態宣言や一律自粛の必要性を適切に検討する。
感染が確認されていない地域は、学校活動や屋外でのスポーツ観戦、文化施設の利用など感染拡大のリスクの低い活動から解除してもよい。

大規模なイベント

主催者がリスクを判断して慎重な対応。開催する場合は、リスクが高い状況は徹底的に回避し、対応が整わない場合は中止や延期をする。

学校の対応

近い距離での会話や大声での発声をできるだけ控えるなどの対応をとるとともに、感染が広がっている地域では、分散登校。

医療体制

症状が軽い患者や無症状の感染者は自宅療養とし、重症化リスクの高い人や高齢者、それに基礎疾患のある人は早めに受診。入院の対象は軽症者は一般病院、重症者は感染症指定病院で受け入れる。
新型ウイルス 専門家会議 今夜公表の見解 概要判明 | NHKニュースよりまとめ。

皆さん楽観的に過ぎる

日曜日は日中に山を走るつもりで家を出たが、甲陽線の踏切あたりで雨が降り出した。山には雲が掛かり、雷雨になりそうな雰囲気だった。そのうち、霙模様となり山は諦めて近道をして帰った。
月曜日は、風が強く荒れ模様の天気だった。六甲が今年初めての雪化粧をしていた。
会議があり、呼ばれた。長かったが、あまり大したことは決まらない。会議というのは、意見が薄められるようにできている。
夕食はホッケの開き。北海道を感じさせる焼き魚で大根おろしと醤油でいただく。
それから、ジョギングに出た。会議が終わって、少し気持ちが高揚していたかもしれない。
風が冷たいので、ウインドブレーカーにネックウォーマーなど、ほぼ完全な重装備で走り始めた。目標は甲武橋である。普段とは逆の反時計回りに走ることにして家を出る。久寿川辺りで阪神沿いに出て、どこかで旧国道に入って武庫川を渡り、北に向かう。橋を渡った後は、西宮北口周辺を走って帰ってくる。
なんとは無しにおよそ2時間、意外と心地よく走ることができた。
妻が私の帰りを待っていた。
翌日にパートの仕事が無い夜は、夫婦でお酒を飲むことにしている。昨日開けて少し私が味見をした、ポルトガルのワインを二人で飲みながら話をした。
話題の多くは、感染症に対する対応の話になる。私は、そのことで大変困っているのである。


フォーミュラワン世界選手権の開幕戦が中止になった。
私は、高校生の頃から、かれこれ40年余り、興味を持って情報を集めている。
シーズンの開幕を楽しみにしていた。
2020年は、オーストラリアから、世界各地で21戦が予定されている。日本でも秋に鈴鹿サーキットでレースが予定されている。
スペインでプレシーズンテストから、感染症の影響が話題になっていたが、それは寧ろ、先に流行が始まったアジア地域における影響が危惧されていた話である。第4戦の中国GP(上海)は早々に延期が伝えられていた。今シーズンは日本人のドライバーは参加していないが、本田技研がエンジン提供の形で参加しており、日本からオーストラリアへの入国に苦労しそうだという話題を聞いた。また、日本人のモータージャーナリストが、渡豪に苦労する様子もSNS経由で伝わっていた。それは、どちらかというとのんびりとした印象で、オーストラリア国内での感染者はそれほど多くはなく、メルボルンの開幕は何とかなるのかと思っていた。
ヨーロッパ、特にイタリアでの感染拡大が急速に進み、イタリア国籍のチームが参加出来るかどうか不安視され始めた。実際にグランプリ開幕の準備が始まった段階で、複数のチームスタッフに感染疑いがもたれ、検査の結果1名の陽性(感染者)が見つかった。疑いがかけられ検査されたのはイタリア系チームではなく、イギリスのチームとアメリカのチームだった。イギリスのチームスタッフの感染が明らかとなり所属するチームが参加取りやめを表明した。続いて多くののチームからレースの中止の申し入れがあった様だ。結局、開幕日の朝、観客が集まり出している状況で、主催者はレースの中止を決断した。
前日記者会見で、ディフェンディングチャンピオンのハミルトンは、楽観的な主催者を厳しく批判している。

「正直、僕はみんながここにいることにすごく驚いている。今朝もトランプ大統領がヨーロッパからのアメリカへの入国を止め、NBA(全米プロバスケットボール)が試合を見合わせたというのに、F1は続行しようとしている。F1はまるで普通の1日みたいにみんな過ごしているけど、本当はそうじゃないはずだ。今日も大勢のファンが来ていた。ここ以外の世界はみんな(新型コロナに)対応しているのにね」
F1オーストラリアGP木曜会見:異様な雰囲気で始まった会見。王者ハミルトン「みんながここにいることに驚き」 | F1 | autosport web

中止予想は本当に不可能だったのか。あまりに楽観的すぎた強行開催の姿勢が最悪の結末に/F1オーストラリアGP | F1 | autosport web
発表前から中止の雰囲気ただよったパドック。現状では「オランダ、スペイン、モナコも難しい」との声/2020年F1オーストラリアGP現地情報 | F1 | autosport web
感染症の影響で、レースが中止されたのは初めてではないか。
フォーミュラワンに限らず、世界中の様々なスポーツイベントが中止、延期の憂き目を見ている。
楽観的な見通しを持つなら、それを裏付けるデータが必要である。

鬱々

流行病のせいで、鬱々としている。
職場が大変影響を受けている。
政府が何かステートメントを出すことを期待して待っているが、何も出そうにないので、自分で考えなければならないということだろう。
4月から、授業を始めるのは無理。先延ばしする前提で色々と考える必要がありそうだ。
私が病気にならないように気をつけなければならない。
最悪のケースを想定する訳でない。ありがちな不運を想定するだけで、私の未来は暗澹としている。
みなさん、暗澹としていますよ。

犬さんと散歩

犬と一緒に生活している。
赤毛の柴犬である。子犬の時にわが家にやってきて、それ以来13年経った。老犬である。
犬は白内障でほとんど目が見えていないようだ。階段の下りを恐がりだし、そのうちに、歩いていてあちこちにぶつかるようになった。
散歩は家族交代で連れて行く。私は朝の散歩を担当することが多い。
途中、膀胱に結石が出来て血尿を出して以降、朝夕と夜中の一日三回の散歩が日課になっている。
道を外れないように、障害物にぶつからないように、私が盲導人になって、犬と歩く。
一時期、犬が散歩を渋っていた。おそらく、視力が落ち始めた頃だろう。今は、犬も私も慣れてきた。リードを引いて、犬の歩くべき方向を示すと、元気よく歩いている。こちらが少し油断すると、障害物にぶつかることがある。犬はリードを頼りに歩くので、引っ張られた方向に曲がっていく。都合で私が立ち止まると、犬は方向を見失い、私を中心に円運動を始める。行きよりも帰りの方が機嫌が良く、ペースが上がる。目の見えない犬が、どうやって行きと帰りを見分けているのかわからない。
犬との散歩は楽しいが、朝は私が仕事に出る前に済ませる必要があり、気が急いてしまう。もっと早起きをして、ゆったりとした気持ちで歩きたい。
犬と毎朝散歩するようになって、近所の方と挨拶するようになった。
世の中の様子がなんとなく分かる。
何より、早起きするために早寝するようになった。