生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

私は、「子育てエッセイ」予防接種、に描いてあることは、医学的に正しいかどうかは別として、別段拙いこととは思わない。
親の気持ちとして、理解できる。問題になりそうな部分は、

私が娘にMMR(日本では副作用多発で取りやめになったおたふく・はしか・風疹の混合)はしたくないのではしかだけ単独で受けさせたいというと、風疹もおたふくも大事な予防接種だといわれました。特に風疹は妊婦がかかると胎児に影響が出るといわれています。だから、もし予防接種をしていないうちの娘が風疹にかかり、知らない間に妊婦にうつしたらだめでしょう、ということなのです。社会責任とでもいうのでしょうか。でも私は全くこの考えには反対です。社会責任のために私は自分の子供に予防接種をうったりしません。自分の子供を守りたいから打つだけ、他人の利益なんて、乱暴ですが、考えません。少しでもリスクのあるものを、社会責任の名のもとに私のかわいい子供に押しつけられてはたまりません(もちろん、我が子を守りたいからこそ予防接種をするのだと先生に言われますが)。それに、ここアメリカに住んでいる限り、まず風疹にはかかりたくてもかかれません。妊婦にうつしたくてもうつせません。それに妊婦自身が抗体検査をして、自分と胎児を守るべきだと思います。また、B型肝炎のように、空気感染しない病気の幼児への予防接種も、私は反対です。輸血・性交渉などでしかうつらないのに、なぜ幼児に予防接種を打つのか?母親がキャリアーでない限り、感染の可能性はほぼないであろうこの病気、私は子供が10歳から12歳になるまで待とうと思っています。

というところだが、MMRの危険性に関しては、

また、1989(平成元)年4月、我が国においてもMMRワクチン(統一株)が導入され、定期接種のワクチンとして麻しんワクチン、MMRワクチンのどちらを接種してもよいことになった。ところが、MMRワクチン中に含まれるおたふくかぜワクチン株による無菌性髄膜炎の多発が問題となり、製造メーカー独自の株を使用した自社株MMRワクチンへの切り替えが行われた。しかし、無菌性髄膜炎多発の問題の解決には繋がらず、我が国におけるMMRワクチンは 1993(平成5)年4月、接種が中止となった。
http://idsc.nih.go.jp/disease/measles/report2002/measles_top.html

という事実を知っていれば、おたふくかぜの予防接種は受けたくない、という気持ちは理解できる。風疹については、先天風疹症候群が問題となる。自分の子ども(ここでは孫か)が罹患することに関して、自己責任と言っていいだろうが、他人の赤ん坊に影響を及ぼす可能性に関しては、自己責任では済まず、これはきちんと説明し、納得してもらうしかないだろう。
子育てエッセイの主は、はしかの予防接種だけを単独で受けたいと希望しており、麻疹が危険な感染症だということは十分に理解しているように思える。