生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

トランジスタ

トランジスタ」って、聞いたことあるか?と職場の後輩に尋ねた。
トランジスタラジオ」のトランジスタですか?とのレスポンス。多分yesだが、彼が「トランジスタラジオ」を知っているのかどうか、さらに尋ねた。
アウトドアなんかで持ち歩きできるのが「トランジスタラジオ」じゃないんですか?
トランジスタは「持ち運び可能」という意味じゃないよ。トランジスタラジオと「普通のラジオ」はどう違うの?
中に「石」が入って居るんじゃなかったかな。
振ると「カラカラ」と音がするわけ?



昔のラジオは回路の中に真空管を使っていた。真空管は大きくて壊れやすくて電力を消費する。それに代わるものとして開発されたのがトランジスタ。低消費電力で壊れにくく、小さい半導体素子。半導体と云うくらいだから、電気信号を一方の向きに通す。
トランジスタを利用したラジオは小さく、消費電力も低いから、乾電池駆動し持ち運んで使えるようになった。
複数のトランジスタなどをさらに小さなチップの中に組み込んだものが集積回路(IC)集積度を上げたものがLSIと云うことだろう。
その昔には、回路の中にトランジスタを幾つ使っているか、ICを幾つ組み込んでいるかをカタログデータとして表示していた。トランジスタは「石」と表現されていたように思う。