生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

エフワンをテレビ観戦

中国からの中継くらい、ライブでやってほしいと思いつつ,F1の中継を深夜に見た。モータースポーツファンの卑屈さというか、良くあんな中継を我慢している。つうか、まぁ無いよりマシ。あの頃はテレビで中継されるだけでも舞い上がりそうに嬉しかったし、ゲストの長嶋さんが頓珍漢なことを言おうと、世界のマツシタがあほな実況をやろうと、じっと我慢して耳をふさぎ、レース展開に一喜一憂するのがモータースポーツファンの心意気だったのだ*1。(あの頃って何時のことだ?)
バブルの崩壊と,セナの死を経て、日本のモータースポーツ(のテレビ中継)は焼け野原となってしまった。ルマン24時間の中継もいつの間にか無くなった。インディアナポリスも夢の彼方に消えた。それ以前より悪くなったと思う。モータースポーツの暗黒時代においても、私は鈴鹿のエフツーレースを一週間遅れくらいでテレビで見ていた記憶がある。今や国内レースの中継など崩壊。国際的なレースはF1のみとなってしまった。フジテレビには感謝せねば。モータースポーツファンならどんな仕打ちにも耐えねばならぬ。45分ハーフに全くCMが入らないのが当然のサッカーと、とりあえずCM。しかも跨ぐのではなくレースをCMで塗り潰すやり方のモータースポーツを単純に比較すれば、モータースポーツファンが如何に純朴で従順であるか分かるだろう。誰も文句を云わないのだから。
さて、中国のレースでも、順調にCMが消化されていった。ホンダとトヨタとブリヂストンが番組を買い上げればよいと思うのだが、そうは行かない。様々なおおよそモータースポーツと関係のないCMにレース展開を遮られるが、我慢する。
でも、ちょっと我慢ならないというCMを何度も見せられたので、このようなことを書く動機付けとなった。
トヨタの宣伝だ。賢そうな女性が「エコバッグ」を持って買い物をしている。要するに、資源を節約して環境に対する負荷を減らしましょうというキャンペーンの様な印象を持つCMだが、その賢そうな女性が突然アホになる。燃費の良い車に買い換えるという話になる。アコムだって、借りすぎに注意とか、そのお金は本当に必要ですかとか、言っているのに、トヨタは燃費の悪い車を売りつけておいて、燃費の良い車に買い換えろと唆す。そういうのをマッチポンプとか、公共性の欠如とか言うのではないか。
燃費の悪そうなレスリング選手夫妻に下手な演技をさせて、サブプライムな庶民にローンの借り入れを唆す『3年分ください」も気分が滅入った。
自分のところの車さえ売れれば地球環境などどうでも良いという商売上の都合を、購入者の自己満足でカモフラージュするやり方がどうにも理解できなかった。

*1:長嶋さんやマツシタの話はTBSがインディ500を始めて中継した際の思い出。エフワン中継とは関係がない