生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

入学試験の不正行為

京都大学の話。やっぱり変だな。
威力業務妨害なのだ。問題文を盗んだ窃盗でもなければ、著作権侵害でもない。試験の不正行為が刑事事件に発展するというのは不自然と感じる。やって良いと言うわけではない。
今までも入学試験の不正というのはあったはずだ。実際にカンニングペーパーを持ち込んで摘発された人もいるのではないかと想像する。そういう人たちと今回のケースのどこが違うのか。

今回はカンニングに知恵袋を使ったことが異質だ。少なくとも、知恵袋の底力を思い知らされた。知恵袋以外の解決策を考えなかったのだろうか。万人に分かる形でネット上に公開して、どう言い訳するつもりだったのだろう。匿名信仰だろうか。あるいは、あまたある知恵袋の記事の中から入学試験問題を見つけ出した京大の情報収集力を世に示したことになるのだろうか。
ネットのトレーサビリティとか匿名が意味を成さないこととか、高校生にはいくつもの視点が欠落しているように思う。
どうして俺たちだけ、というのは、先だって以来騒ぎになっている相撲の八百長と良く似ている。八百長を摘発された親方は、他にも40人は関わっているのに、なんで自分たちだけ追求されるのかと、不満をこぼしているようだが、証拠が残る形でやってしまったのがあなたたちだけ、と言うことなのだろう。
高校生は、きついお灸を据えられることになるだろう。
大学は面子を潰され、学生は世間の危機感を煽り、知恵袋は認知された。