生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

隣の人の携帯電話のようなものをのぞき込んだ

地下鉄で、隣に座っていた少年の携帯電話のようなものが目に入った。REGZAという商標が目に入った。テレビ広告などで見覚えがある。どこかのメーカーの液晶テレビのブランドだ。それを携帯電話のネーミングに拝借するのは、何か高級なイメージを抱かせようという戦略なのだろう。その商標が高級感をイメージさせるのかどうか知らない。
目に入ったのは、iPhoneにそっくりなテンキー式の仮想キーボードだ。iPhoneそっくりなフリック入力をしているように見えたので、目を疑った。
彼は「ブログの作り方」のような本を読みながら、レグザに入力しようとしているようだった。「タイトルが勝負」とか、「アイコンに凝ってみよう」とか、「コメントには簡潔に返事をしよう」とか言うような記事を読みながら、アルファブロガーを目指しているのかもしれないし、アフィリエイトの儲けを計算しているのかもしれなかった。残念ながら、地下鉄は駅を離れてしまい、圏外となったために、彼の手は止まってしまった。あるいは、アルファブロガーへの道の険しさに指が止まったのかもしれない。そのうちに彼はフリック入力のような指使いをした。
フリック入力だ。なんと、これはiPhoneの猿まねではないか。フルコピーに近い。何か少し違っているようにも見えるが、横からちらちらとのぞき込むだけでは、iPhoneとどこが違うのか分からない。レグザフォーンは見かけはちょっと角張っているが、操作方法はiPhoneにそっくりだった(というか、アンドロイドのインターフェイスがiPhoneに似ている?)と職場の同僚に言うと、もっと似ているのがたくさんあるという。似ているほど人気が高いという。ならば、iPhoneを選べばいいのにと思う。
というか、二年前にさんざんiPhoneiPhoneユーザーを馬鹿にした人はもう少し時間を掛けて反省するべきではないか。タッチパネルは日本では駄目でペコペコの機械式テンキーが必須みたいなことを言っていた人は、まず言い訳を聴かせて欲しい。