生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

自棄糞のバディガイ

バディガイといブルーズのギタリストの生演奏を見たことがある。
たぶん、その前から知っていた筈だが、今となってはそのときの印象が強くて、私にとってバディガイは「あのときのギタリストさん」である。
1995年のことだが、一歳に満たない娘を友人に預けて、妻とローズボウルのローリングストーンズのツアーを見に行った。巨大なスタジアムのかなり上の方の席だった。東京ドーム以来のストーンズはベーシストが借り物で、借り物のベーシストを迎えたバンドは借り物のベーシストを借りてきたみたいなステージになると言うことを知った。
そのとき、前座を務めていたのが、レッドホットチリペッパーズで、私はこの人達のことをまるで知らなかったが、知人が言うには「服を着ていたら御の字」ということで、それは未だに何のことか分からない。
レッチリのさらに前座がバディガイだった。
レッチリは知らなかったが、バディガイは知っていたので、私は嬉しかったはずだが、巨大なステージの真ん中、二畳くらいの広さのみ使うことを許されたバディガイが演奏するときはまだ照明も落ちていなくて、スポットライトも当たっていないような状況でバディガイはほとんどヤケクソで、ブードゥーチャイルをスライトリターンさせて、客を煽っていたが、何となく落ちもなく気の毒な感じだった。
レッチリは八畳くらいのスペースを許されていたが、全然印象に残っていないということは、私はトイレにでも行ったのかもしれない。