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面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

性的児童虐待、4割は実父 大阪の研究班166件調査(朝日新聞よりコピペ)

 子どもへの性的虐待は、約4割が実父によるもので、しかも被害を受けた子どもの4分の1が性交を強いられていたことが、児童精神科医の岡本正子・大阪教育大学教授を中心とした児童相談所職員らの研究班の実態調査でわかった。発見までに平均で2年半もかかっており、早期発見と子どもへのケアの重要性が浮き彫りになった。

 7府県1指定市の児童相談所が01年に扱った家庭内での性的虐待事例166件(162件は女の子)について調べた。

 内容は、「性的な言葉を言う」などから始まり、触る、性交など。全体の4分の1は性交があったことが確認された。

 加害者は実父が40%で最も多く、次いで継父が22%、母のつきあう男性が12%だった。

 虐待を受け始めた時期は小学4年から多くなるが、4人に1人は乳幼児期からだった。児童相談所への相談受け付けは中学生が約4割を占めた。虐待を受け始めてから相談するまで、平均で2年半かかり、中には7年以上かかったケースも複数あった。

 虐待が発見される経緯は、子ども自身が相談した例が半数以上。相談相手は教員が3分の1と最も多かった。

 虐待の影響として、75%の子どもに何らかの症状や問題行動がみられた。気分が変わりやすい、無気力、うつ、自傷など精神症状は約半数に、理由のない家出や徘徊(はいかい)、小さい子だと多動や乱暴といった行動上の問題は約52%に、性的な逸脱行動や年齢にふさわしくない性的な言動などが約36%に、夜尿や頭痛などの身体症状は22%に見られた。



 <子どもの虐待問題に詳しい高橋重宏・日本社会事業大学教授の話> 加害者である父親が日本の場合はほとんど逮捕されていないのが問題だ。北米では逮捕され、服役して、家族関係の見直しをはかる。性的虐待は子どもの将来に重大な影響を残す。生涯を通じたサポート体制の仕組みも必要だ。 (12/17 06:17)