生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

情報機器を公共の場所で使う

阪神電車に乗った。通勤時間で、ほぼ満員の車両で吊革に摑まらずに立っていた。向かいの人が読む日経の記事が目に入った。大きな声で、パチンコ機械の論評をしあう二人。北斗の拳がどうのこうの、ラオウが出るとどうの。文庫本を読みふける人。漫画雑誌を眺める人。携帯電話をいじっている人。何かのゲームに興じている。
漫画雑誌を見る人は、連載中のほとんどのストーリーと登場人物を把握しているのだろう。たいしたものだ。私も以前(といっても学生の頃)は漫画雑誌を複数読んでいた。自分で買うことはあまりなかったと思うけれど。
梅田で地下鉄御堂筋線に乗り換え、難波で近鉄に乗り換える。近鉄は空いている。御堂筋線はすし詰めだ。淀屋橋で大勢降りて、本町でさらに乗客は減る。車内を歩いて移動する人が多いのは、梅田駅のホームが混雑しているからだろう。
帰り道は鶴橋から千日前線野田阪神へ。そこから阪神急行に乗り換える。
ホームから出ると、携帯電話を片手によそ見しながら歩く人が気に掛かる。何かに躓いたり、ぶつかったりする心配をする。
私は決して携帯電話をいじりながら何かすることがない。携帯電話を持っていないから。
同じ通路を歩くと、気を遣う。ぶつかりはしないか、躓きはしないかと。時々顔を上げて周りの様子を窺っている。
阪神電車は優先座席がある。ハンデキャップの人が優先的に座ることが出来る。私は決してその座席には座らない。子どもたちにも、座らないように指導している。
阪神では、携帯電話はマナーモードで通話はご遠慮ください。優先座席周囲では携帯電話の電源をお切りください、とアナウンスしている。心臓ペースメーカーを使っている人などに配慮し、携帯電話に関わらずあらゆる電子機器の電源を切るという趣旨だろう。
一方、阪急電車には優先座席はない。すべての席が優先座席という発想である。

Q車内で携帯電話を使っていいのですか。
A 阪急電鉄では、携帯電話の電源オフを望むお客様電源を切ることのできないお客様の双方に配慮し、やさしい鉄道をめざして「携帯電話の終日電源オフ車両」を設定しています。また、それ以外の車両でもメールやインターネット機能はご利用いただけますが、周囲のお客様に配慮し、通話はご遠慮ください。なお、携帯電話はマナーモードに切り替えてご使用ください。
Q駅での喫煙場所はどのようになっていますか。
A 阪急電鉄では健康増進法の受動喫煙防止の考え方に基き、2003年6月より各駅の喫煙コーナー見直しと、全面禁煙時間帯の導入を行いました。まず、梅田駅や三宮駅などのような構造物に覆われ煙がこもりやすい駅や京都線地下線内の各駅、ホーム幅員の特に狭い駅などは終日禁煙としております。また、その他の駅につきましては喫煙コーナーを設置しておりますが、お客様で混雑する朝夕ラッシュ時間帯(7: 30〜9:00、17:30〜19:30)は全面禁煙時間帯として定めております。
Q女性専用車両の導入について教えてください。
A 阪急電鉄では、「人にやさしい、魅力ある鉄道サービス」の実現を目指して、京都本線の平日ダイヤ運行日の終日、2ドア車両で運行する特急・通勤特急・快速特急に女性専用車両(大阪側から5両目)を設定しています。土・日・祝日や年末年始、ゴールデンウィーク、お盆期間中などの土曜・休日ダイヤ運行日には設定していません。

病院などでは、院内専用の携帯電話を医療スタッフが持っている。それ以外は使用禁止。電源を切らねばならないようだ。
帰省の折に北海道旭川市道北バスに乗った。途中のバス停から乗り込んできた中年の男性(いわゆる「おっさん」)が一番後ろの席に座り、携帯電話を使っていたところ、バスがなかなか発車しない。そのうちに、運転手が最後尾までやってきて、携帯電話の電源を切るように促し、そしてバスは発車した。普段バスには乗らないが、そこまで徹底しているものだろうか。
それにしても、阪急のいうところの、

  • 電源オフを望む
  • 電源を切ることのできない

という分類は妙だ。電車に乗る間くらい電源を切っておけばいいのにと思うが、他人の電話の電源はわたしはどうでも良い。電車の中まで携帯に追いかけ回される人がいるとしたら、気の毒だと思うし、メールの返事をしなくてはならない人はどうかスリなどに遭わないようにと祈るばかりだ。