生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

iPod touchを修理した

高校三年の長女がiPhoneを欲しいといいだしたときに、毎月の支払いコストから私は拒否した。
居間に置いてあるiMacはほぼ自由に使わせている。ガラケーでパケット無駄遣いするな。月々の支払いを安く抑えることが大切なのだ。
iPhoneはコストの問題で駄目だが、iPod touchなら買ってやっても良い。
丁度我が家のiMacが壊れて新調するところだったから、iPodをキャッシュバックで買えることになり、最新型64GBのiPodtouchを娘にプレゼントしたのが半年余り前の話だ。無線LANも開通しており、家の中に居る分にはiPodtouchを使いこなすことが出来る。イオのモバイルアクセスにもいくらかお金を払って、駅やコンビニなどでiPodtouchを使える環境も整えた。
先日、iPodが突然壊れたと娘が言い出した。慥かに、液晶がつかない。アップルのサポートに修理を依頼する手順を思い出した。娘が以前使っていたiPodnanoも突然壊れて無償修理を依頼したことがある。これで二度目である。ウエブから申し込む。シリアルナンバーなどを入力し、通常の使用中に故障したと主張を書き込んで、明日運送業者が家まで取りに来てくれることになった。
その前日に、MacFan誌で興味深い記事を読んだ。HARDWARE LABという連載記事で、MacやiPhoneなどの中に様々なセンサが組み込まれているが、水濡れを検知するセンサが入っているという話。要するに、濡れると色が変わるような工夫がしてあるとのこと。念のために娘に尋ねたところ、少し濡れたかもしれないという返事。余りはっきりと聞き出すことは出来なかったが、ぬらしたかもしれない。雨の中聴いたときかも、等々。何だって。と、見てみると、内蔵カメラの穴から内側の結露がはっきり見て取れる。これは駄目だ。故障の原因はこれではっきりした。しかしもう既に無償修理で申し込んでしまった。案の定、iPodは無償修理の対象外ということで、直ちに手つかずで送り返されてきた。ちなみにiPodの水濡れセンサはイヤホンの穴の内側にある。サービスは分解さえせず、イヤホンの差し込み穴の拡大写真を添付して、水濡れが認められるので保証の対象外と通告してきたのだ。
困ったなと思いながら触ってみると、どうも電源は入るようだ。モニタのバックライトが点灯していないだけで、モニタも目をこらせば何かが映っているのが分かる。弄っているうちにiPodがしゃべり出した。何とかなるかもしれないと思い、VGAケーブルをiPodコネクタに差し込んで外付けモニタにミラーリングを試みたが、映らなかった。
娘の話では、単純な水濡れのようだった。内部が乾けば何とかなるのでは無いかと思った。バックライトそのものが壊れたのなら部品を交換する必要があるかもしれない。そうなるとお手上げである。
取りあえず、乾かすことにした。
プラスチックのケースにiPodと一緒にシリカゲルを二袋入れて蓋をして、TimeCapsuleの上に置いておく。タダそれだけである。
二日ほどでカメラレンズの穴から見えていた結露の水滴が消えた。その後ほったらかしつつ、時々触ってみたら、今日になって、パッチリとモニタが点灯した。
直ってしまった。
その後、一度モニタは消えたが、また復活し、今は快調に使えている。
真水に近い水で濡れたのなら、気長に乾かせば何とかなる可能性があるようだ。仕事柄、いろいろな道具があり、やろうと思えば減圧乾燥なども出来るのだが、今回はTimeCapsuleの助けを借りたという話。
そういえば、タッチパネルが傷だらけで酷いなと思っていたら、液晶保護フィルムが貼ってあるとのこと。邪魔なので剥がしました。

追記

TimeCapsuleというのは、アップル製のバックアップ用HDD内蔵の無線LANルーターで、平べったく丁度良い置き場になる上、いつも熱を帯びているので、ものを乾かすのに最適な道具です。