生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

交通信号を守る方が危険である

随分昔に、自動車運転免許を取ったとき学科の教習で、横断歩道に歩行者がいたら停止線で止まるように教わったと思う。歩行者を優先するようにと言う話しである。多分、より重要なことは、横断歩道で他の車両が止まっていたら、自分も止まるべきという点。
先日、妻の運転で車に乗っていて、横断歩道を渡ろうとする子どもがいて、妻は停止線で止まった。歩道で横断しようとしていた子どもは、せっかくこちらが停止したのになかなか渡ろうとしないので、運転手の妻は横断するように促すような態度をした。私はそれは拙いと思った。
その子が妻の指示に従って渡ろうとしたときに、車の脇をすり抜けようとしたバイクとぶつかるかもしれないし、対向車線の車が横断者の子どもに気付いて停止してくれる保証は無い。
「無理に渡らせない方が良いんじゃないか」という話をして、車の中で少し口論になった。運転者と口論するのは非常に良くない事態である。
結論から言うと、信号の無い横断歩道で誰かが渡ろうとしていても、教習所で習ったとおりに停車すると、むしろ歩行者を危険に陥れる恐れがある。だから、歩行者が待とうとしている場合は、むしろ停車せずに通り過ぎた方が良いと思われる。
バイクを運転しているときは、交通信号を守るが、これはどうよと思うことがしばしばある。
自宅近所のバイパスから右折するところ。バイパスの交差点の信号機は直進と左折の矢印が出て、そのうち黄色信号になり、次に右折の矢印が出る。右折する場合は右折矢印信号の時のみ可能である。直進左折矢印信号が出ていて、対向車もなく、左右からも車が来ない。歩行者もいない。今右折したら大変安全だろうと思う。そして右折信号が出てさぁ右折という段になって、対向車がいる。おそらく、その対向車が見ている信号は赤の筈で、対向車は交差点の停止線で止まると信じて右折しなくてはならないが、彼が信号をきちんと見て、適切な運転操作をしてくれるかどうかはわからない。
ジョギングをしていて、できれば信号待ちで止まりたくないと思う。大切なのは自分の身を自分の判断で守ることである。交差点で目の前の信号が赤であるとき、後ろから来る車も赤信号で止まっている。左右から来る車がいなければ、このタイミングがもっとも安全である。信号が青になるまで待って渡ろうとすると、同じ信号を見ていた車が発進し、右折か左折で私の方に突っ込んでくるかもしれない。彼が判断ミスをしないことを祈りつつ、私は走り始めるが、大変危険と思っている。
関西流の信号機の見方は運転者によってかなり幅がある。バイクやジョガーにとって、運転者の判断ミスが命取りになりかねないので、信号を守るよりも命を守る方が重要という視点は検討する余地があるのではないか。