生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

妻の自転車を修理した

いろいろ忙しいのである。
土曜日は家に留まり、明日の夕食のプランを練る。辻仁成氏のレシピ本からラム肉の料理を作ることにした。近所のスーパーマーケットの肉屋になんでかラム肉が売られている。
北海道で生まれた私は、羊の肉は割と身近である。
辻氏のレシピから選んだのは、クスクスという地中海料理である。彼がいうには、おでんのようなものとのこと。
いくつかの香辛料を追加で用意する必要がある。野菜にラム肉、ソーセージ、ほかいくつかのリストを作って、スーパーに出かける。
なぜか、今日に限って店頭にラム肉がない。店員に尋ねると、少し待たされて奥からラム肉を出してくれた。
手に入らない食材がいくつかあり、デパート一階のスーパーに買いに行って、全て手に入れた。
一安心である。
週末に自宅に留まるときは、色々とやることが多い。
そういえば、息子の自転車の調子が悪いという。
後ろのタイヤがガタガタする、という。試しに乗ってみたが、確かにおかしい。彼の自転車のタイヤは、パンクしにくい特殊なタイヤということだ。じっくりと後輪を表側から見るが、特に何も異常はないように見える。ふと気づくと、前輪がフラットである。ポンプで空気を入れると、違和感が無くなった。もしかすると解決したかもしれない。
ついでに、まっすぐ進まない妻の自転車前輪のリムの歪みを治すことにした。スポークの張りを調節する必要があるのだろう。
海の近くに住んでいるので、潮風でスポークがひどく錆びている。無理に回して調節しようとしたら、スポークが4本ほどニップルの根元から折れた。
近所の自転車屋にスポークを買いに行った。予備も含めてニップルとセットで6本買うことにした。
自転車屋の店員は私が持参した折れたスポークを特殊な物差しで計って、スポークとニップルのセットを選んでくれた。6本分合わせて100円で良いという。商売を度外視した良心的な価格である。自転車屋にしてみると、スポークなど、釘やネジと同じようなものなのかもしれない。
帰宅してから前輪を外して、空気を抜きタイヤとチューブを外してリムだけにしてから、折れたスポークを交換し、残るスポークのニップルが正常に回るかどうか、確認した。チューブとタイヤをリムに取り付け、フロントフォークに戻した。
それから、スポークの張りを調整しながらリムの歪みを修正した。タイヤを回しながら、指で触ると歪みがわかる。これがどうやら一番確実な方法のようだ。スポークのニップルを調整して、リムを回して指で触ってみる。その繰り返し。
自信を持ってリムの歪みを治したつもりだが、フラフラする自転車の挙動はあまり改善されなかった。後輪のリムも調整する必要があるのかもしれない。もっとも、妻は真っ直ぐ走らないことを全く気にしていないとのこと。
自転車のメンテナンスは結構楽しい。お金の節約にもなる。道端で、錆びたチェーンの自転車を見ると、なんだかムズムズする。


週末の夕食は、クスクスである。
ダッチオーブンで調理した。ラム肉が大変柔らかく煮えて、美味しかったが、クスクス(パスタ)の食べ方がよくわからない。要するにクスクスを熱湯で戻して、ラム肉のおでんをかけて食べる。イメージとしてはカレーライスのような食べ方である。
もう一度作ってみたいと思った。
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通販で服を買う

ジーンズの尻に穴が空いた。右の臀部に大きな裂け目がある。
ダメージジーンズという名前で呼べば、履けないことはないと思い、しばらく履いていた。私にジャストフィットして、自分の持っているジーンズの中で一番気に入っていた。
穴はどんどん拡がり、ずいぶん目立つようになったので、諦めることにした。おそらく10年くらい前に買ったはずである。
代わりが必要である。
20代後半からだからもう30年以上、私はいつもLivi'sの501を履き続けてきた。
試着なしで、サイズ指定して買うことができる。つまり、店頭に出向く必要がない。コロナのご時世なので、その方が良い。
ただし、ネットで通販サイトを見ると、同じ501でも、さまざまである。値段もずいぶん違う。
私は、濃紺のバリバリに糊が効いたのを買って、自分で履いて洗って馴染ませていく。それで選択肢はかなり狭まる。あとはサイズで、洗うと縮むので、それを見越して買う。
割とタイトなものを選んでいる。長さは踝が隠れる程度。サイズ表示ではW28/L34を選べば良い。L32では、私の履き方にはやや短い。
いつも同じ表示のサイズを選んでいるが、ウエストが緩めだったり、ふくらはぎがキツかったり、501はロットや年によってサイズが結構違っている。
新しく買うことにした。Levi'sのwebページでMade in USAというのがあった。別にアメリカ製にこだわるわけではないが、他に希望を満たすのがなかった。値段はまぁまぁ。約15ky
数ヶ月前に買ったものは、かなりタイトでなおかつ布地が薄かった。12.5ozとのこと。糊でバリバリで、洗うごとに縮んだ。約8ky。
今回のは、14ozで、届いたものは一度洗ってあるようだ。かなりルーズで丈も長い。洗ってどれくらい縮むかわからない。踵で裾を踏むくらいの長さがある。
かれこれ、30年以上、私は501のシュリンクトゥフィットを続けてきた。ロットによる違いで気にいるのもあれば、どうにも気に入らないのもある。気に入らないものは、ベルトで誤魔化して履いている。
そんなふうにして生活してきたので、この青いズボンは私の体とほとんど一体になっている。衣装というよりも、スキンである。
たまに必要に迫られてそれ以外の服装をすると、それらは衣装として私を飾っていることに気づく。
面倒臭いからではない。他を選ぶ必然性がないので、私は数年に一度、新しい501を迎え入れている。


朝から雨。散歩の時は上がっていた。
仕事、少し捗ったかも。学生さんと論文読み。明日で終わる予定。
電話に出ているうちに1日が終わる。
夕方はかなり激しく降っていた。走るのは諦めて、W杯の予選を見た。VARのおかげで、解説者がおとなしい。
試合は、なんとしても勝ちたいという雰囲気が感じられない試合。相手の方が強かった。

ハンバーグを煮込む

残暑というべきか、大変蒸し暑く、身の置き所を見つけるのが難しい。
週末は自宅にとどまっていた。
妻は、金曜日と土曜日にパートのシフトが入っていた。
土曜日はいつもより少し寝坊して、それでも私が犬と散歩に出るために、妻より少し早く布団から出る。身支度をして、軽く朝食を済ませてから、犬を抱き起こしてハーネスを取り付けて玄関に連れていく。目の不自由な犬は階段を下ろすのにも手助けが必要である。アイコンタクトで意思の疎通ができないので、ちょっとしたことでも攻撃的に反応することがある。彼に噛まれないように扱うのには慣れが必要である。
私が散歩から帰ってくるまでのおよそ30分の間に、妻は弁当作りの準備を始めて、洗濯機を動かし、さらに掃除機をかける。犬は掃除機のモーター音が大変苦手で、掃除機の音にものすごく興奮して吠えまくるので、手がつけられないような状況になるので、このわずかな時間に掃除を済ませなければならない。
散歩は私が連れていくことになっているが、妻の忙しさは相変わらずである。
その後、仕事に出かけるまでに、洗濯物を干して、身支度をする。
妻はさまざまな家事を済ませてからパートに出かける。パートの仕事自体も結構な肉体労働で、楽ではないはずだ。
土曜日は、私が家にいて、いくつかの手伝いをすることにした。
とりあえず、夕食は私が用意すると提案すると、妻はスーパーマーケットの惣菜でお寿司でも買って済まそう、と提案した。そういえば、ずいぶん長いことお寿司なんぞ食べていない。なるほどということで、夕方に買い物に行く役を私が担当することになった。ついでに、日曜日の夕食の買い物も済ませたい。
メニューを決める必要がある。
先日、美容院の帰りに駅の書店で、辻仁成氏の料理本(父ちゃんの料理教室)を買った。
この本に紹介されているレシピから、先週はメンチカツ、先々週はポトフを作った。今週は、煮込みハンバーグのレシピを参考にすることにした。
辻氏は息子さんと二人で生活しているので、基本二人分である。我が家の場合、長女の分まで考えると6人分、そして翌日の弁当のおかず入れることを考えると、8人分を用意することになる。
ハンバーグは焼いてから煮込むが、一度にそんなにたくさんのハンバーグを焼けるフライパンは無いので、3回に分けて調理することにした。とりあえず、玉ねぎ、ひき肉、スパイスなどを買い物のリストに加えた。サイドメニューに牛蒡のサラダを添えることにした。
結局、買い物には妻もついてきてくれた。
土曜の夜に、包丁を研ぐ。
日曜日は、長女が出品している展覧会を妻と見にいった。
午前中に車で出かけた。感染予防を気にしつつ、多くの作家が工夫を凝らしてユニークな作品を展示しているのを見た。大変有意義と思った。自粛ムードの中で、自分たちの表現を諦めずに展覧する人たちの熱意を感じた。こういうものが、今の世の中に必要なのだ。
帰宅して(テイクアウトの昼ごはんを済ませて)調理に取り掛かる。玉ねぎをみじん切りにして炒める。冷まして挽肉、パン粉、卵などを加えてこねる。基本はレシピ通りである。
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大変おいしかった。家族からも評判が良く、翌日の弁当のおかずにもなった。
もちろん、ウイルスが蔓延しないように、私は色々な自粛を重ねている。やりたいことをやるのに、かなり苦労している。
しかしながら、この世の中でも自分のやりたいことをやり続けている人々がいて、展覧会で時間を過ごすことで、私は人々の努力を感じて、とても好ましい気持ちになる。こう言ったことは、大変大切である。
長女が展示していた絵を一枚借りて、職場の自室に飾ることにした。

犬の食事を介護する

夕食を済ませてからジョギングに出かけるのはちょっとしたリスクを伴う。
ご飯の盛りを少なめにしている。食べてすぐに走るのは、難しい。若い頃ならともかく。
何をどのくらい食べたかにもよるが、1時間程度の休憩は必須である。
着替えて走り始めた。
10時には少し余裕を持って帰宅したい。10kmを少し超える程度と思って走り出した。旧国道から甲子園筋へ。2号線から小曽根線、43号線沿い。甲子園球場前、、、というようなコースを想定する。およそ12kmほど。時間と体力に余裕があれば、もう少し足を伸ばしたいところである。例えば、武庫川を超えて尼崎方面を回るでも良し。
かなり暑い。少し背部が重たい感じである。十分なストレッチができていない。忙しいので仕方がない。
走り終えて、3階に上がって軽く筋トレを済ませて、風呂に入った。


犬くんの食事について、お互いにとってかなりストレスフルな状況が続いていた。
元々は、普通に食べていたはずである。一日2食、朝夕。ドッグフードの表示にちょうど良い量を2回に分けて、餌用のステンレスの皿に入れて食べさせていた。
餌を用意すると大喜びではしゃいで、座らせてお手、お代わりをさせてから、食事である。
ところがある時期から、皿から食べなくなった。床に撒いて散らばったものを食べる。そして食べている間、大変機嫌が悪い。吠える。自分の尻尾を気にして吠えながら噛みつこうとしている。迂闊に手を出すとこちらが噛みつかれる。
一時期、一切餌を食べなくなった。体重が減り始めたので、餌を変えたり、皿を変えたり色々してみた。ちょうどお盆どきで獣医もお休みだった。
犬は、食事中に時々痙攣を起こすことがあり、後ろにひっくり返る。宙返りを失敗したような感じになる。一瞬後ろに転んで、すぐに気づくが、犬くんは状況が理解できず、しばらく不機嫌になって、自分の背後を気にする。自分の尻尾に戦いを挑み噛みつこうとする。
妻が言うには、痙攣した時に突然後ろから引っ張られて、誰かに自分の食事を邪魔されるように感じているのではないかという。
また、痙攣しそうになった時に声をかけるとひっくり返る前に我に帰るとのこと。食事の時はまず床を掃除して餌を床に撒いて、食べている間は痙攣を起こさないかずっと見ていなければならない。また、ひっくり返った時に怪我をしないように家具の周りにクッションを設置する。
それでも、なかなか食べようとせず、また大変不機嫌になる。
子犬の頃にラム肉の餌を食べていたことを思い出し、缶詰のウエットなラム肉の缶詰餌をを買ってきて食べさせてみた。床に撒いたが、食べない。仕方なく、私の手に餌を乗せて口に持っていくと、夢中になって食べ始めた。
今は食事ごとに抱っこして、手から食べさせることにしてうまくいっていると思う。
目の見えない犬にとって、皿から餌を食べるのは簡単なことではないのだろう。日頃は、普通に生活しているのであまり気にしていないが、障害犬の支援は多様である。いつも同じではない。その時々で、犬の成長に合わせて色々と工夫しなくてはならないようだ。
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Out of Time

少し寝坊して、犬と散歩に出た。
六甲に雲が架かっていて、湿度が高い。
天気が持ちそうなので、久しぶりにバイク通勤した。集中が続かず、注意力散漫でやや危ない。
チャーリーワッツの訃報。80歳
順番が回ってきたということなのだろう。これからいろいろな訃報を聞かされることになる。
自分の運命を呪う。
辛い日々である。皆が苦しんでいる。助けたいが助けるのは難しく、そして誰も私を助けてくれない。
バイク通勤であることを思い出し、バスの時間を気にする必要がないことを思い出した。
1200ccの大型バイクを時速60kmで速く走らせる技術はかなり磨いた。
夕食を済ませて、ロクでもないサッカーの試合を半分だけ見て、ジョギングに出かけた。気持ちがもたず。途中何度も立ち止まる。何も目に入ってこない。
妻が「八海山」を買ってきたので、ビールの後に少し飲んだ。私は灘の酒が好きだ。剣菱の黒松を選ぶだろう。ハコヅメというドラマを見ながら。
チャーリーが亡くなったことが夫婦の話題になった。
妻と私は、ローリングストーンズのライブを2度、生で見たことがある。1995年のローズボウル。これは留学中にたまたまチケットが取れた。バディガイとレッドホットチリペッパーズが前座だった。ちょうど、ベーシストが脱退した後だった。それから2003年の大阪ドーム。妻の記憶によると、息子を抱っこしながら聴いたとのこと。
私は1990年の初来日公演の時に東京ドームで聞いたので、3回彼らの演奏を生で聴いている。
私は、彼らの音楽に影響を受けている。
ストーンズの曲で、何か一曲というと、私は「Out of Time」(Aftermath)なのだ。なんでかよくわからないが、耳にとてもよく馴染む曲だ。
他も全部好きだ。
Gimme Shelter (Let it Bleed)も私にとって名曲だ。
ストーンズは私にいろいろなことを教えてくれた。彼らの音楽はいつも正しく、頼りになるものだった。思い出に歌が寄り添い、語りかけてくる。音楽は永遠に残る。