生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

制作者スタイルシート

いつもお世話になっている、chaichan-worldと云うサイトを以前はマック版IE5で見ていて、ある日、ネットスケープ7を使い始めたときに驚いた。見え方がかなり違っていたから。そのころは、スタイルシートのことが分かっていなくて、と云うか知らなくて、不思議な気分で居た。要するに、スタイルシートなし、ブラウザデフォルト表示で親しんでいた、と云うわけ。もっとも、スタイルシートを知った後も、どうしてchaichan-worldをIEで見ると、ブラウザデフォルトになるのかは私にとって謎だったのだ。
カナかな団の躁鬱最新の日記(703:制作者スタイルシート)に、その謎の答えがあった。マック用IEのエラーのせい。
私の見解では、制作者スタイルシートは、

  1. 読者に印象づけるためにある
  2. 読者に先入観を与えるためにある
  3. 読者の理解を助けるためにある

と思っている。
ウエブページは、講演会のような、一対多の関係ではなく、実は、一対一の関係の集合体なので、それは、診察室の医者と患者の関係に似ている。怪しげな格好をしているより、清潔で、センスの良い格好をしておくことは、患者の信頼を勝ち取るために助けになる場合がある、と云うのが、上記リストの2番の説明。
そふぃあさんのユーザースタイルシートのススメ、の中に、ユーザースタイルシートを使っていると、全てのウェブサイトをほとんど同じデザインで表示します。そのため稀に誰のサイトだか分からなくなってしまうことがありますとあった。要するに、デザインすることで真っ赤っかのサイト、とか、妙な潜水艦のような模様があるサイト、とか、そういう印象付けが出来る。スタイルシートによるデザインとサイトの内容の関連づけを助ける。と云うのが一番目の説明。(順番が前後しているが)
見出し要素を目立たせたり、強調部分をより強調させたり、あるいは、文書の項目の順序を並べ替える、(HTMLは横に並べることが出来ない:テーブルの要素にすると出来る、と云う説もあるが)ことで、離れた場所にある二つの要素を近くに置いて、と云うようなことが出来る。というのが、3番目の説明。
どこか、他の場所にも書いたけれど、私は自分のサイトの最終的な確認は、ブラウザのデフォルト表示でやることにしている。それでうまく表示されていると(分かりやすく並んでいると)ほっとする。啓蒙の話が、別のところで話題になっていたけれど、ブラウザには、もっと大きく、デフォルトスタイルへの切り替えボタンと、フォントサイズの調節ボタンを置くべきだと思う。そうすれば、スタイルシートの役割もかなり変わってくるのではないかと思う。
デザインをスタイルシートで、と云う前提で書いたが、HTMLのタグに属性を付けてデザインするのも、デザインすること自体は、本質的に変わりないように思う。ただし、閲覧者がそのデザインを好ましく思わなかったときに、スタイルシートを使っていた方がより親切と云うことがいえるのではないか。そして、何より、スタイルシートを使う方が、簡単だし。