生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

奥田経団連会長の定例記者会見

ロイター:ヤフー経由
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20050221-00000390-reu-bus_all

  1. 堀江社長がサンケイグループを立て直そうという純粋な気持ちなのか、金儲けなのか、意図をはっきりと説明すべき。
  2. 堀江社長の普段の行動や、金儲けの本を書いていることで、そうした人があのようなことをすると、道徳的に疑問を持つ。その点では、堀江社長は損をしている
  3. 個人的な気持ちとしては、マネーゲームということであれば、道徳的に企業家としては考えていただきたい
  4. マスメディアは世論の形成を含めて重要。しかし、そうだからと言って、マスメディア(を買収すること)がダメというのはおかしい。マスメディアだろうが、製造業だろうが同じだと思う。
  5. 今回の(ライブドアニッポン放送の)ケースでは、ニッポン放送とフジテレビ側に、対応の緩いところがあったと思う

奥田氏は、自らの極めて責任のある立場を自覚したうえで、発言する。ごくごく当たり前のことを仰っておられるように感ずる。
ところで、同じ会見を記事にしている読売オンラインでは、三番目の「個人的な気持ちとしては」の部分を省略し、4番目は全く記事にしていない。
更に、クッキーを9つ要求する産経WEBは、

「金さえあれば」はまずい 奥田経団連会長が批判

という見出しで、

ニッポン放送株買収をめぐってライブドア堀江貴文社長への批判が強まっていることについて「金さえあれば世の中何とでもなるという考えは、日本社会で一番まずい話なので、道徳的におかしいと政財界から非難が出た。堀江さんも甘んじて受けないといけない」と批判

一応、

フジテレビに対しては「後になって騒いでも困る」と甘さを指摘。

というコメントも掲載している。
一方、Asahi.comは、見出しからして、同じ記者会見の記事とは思えない。

ライブドア批判に苦言 奥田会長「時代の流れ、対策を」

と題する記事の中で、

「(敵対的買収は)時代の流れであり、マスメディアも例外ではない。対策を考えて実行していくのは経営者の責任」と語った。ライブドアへの批判が高まる中で、ニッポン放送フジテレビジョン側にも苦言を呈した形だ。

とし、続けて、

経済界からの批判に関して「私も古い人間だが、古い人間は『けしからん』と言うのに対し、新しい時代の人に言わせれば『法律に違反していない。なぜ悪いのか』となるだろう」と語った。さらに、ニッポン放送株を公開買い付け中のフジに対しては「(対策が)ゆるい所があった。(資本関係上、フジテレビが)ニッポン放送と一連託生なら、もっと早く対策を取るべきだった」と指摘した。

記事の後半は、金があれば何でも買える、云々についてのコメントもある。詳細は、
http://www.asahi.com/business/update/0221/097.html
果たして、奥田氏は何を言おうとしたのか?
一応、経団連による奥田発言要旨:

ライブドアによるニッポン放送株式の買収について】

堀江社長は、ニッポン放送株を取得する目的をきちんと説明する必要がある。今後、様々な形で企業買収が仕掛けられるようになることが予想される。経営者は、日頃から自社の株価や株式出来高を強く意識し、それらの動きによっては直ちに対応できるようにしておくべきである。マネーゲームとして行われる企業買収への防衛策として米国企業が多く活用しているポイズンピルは、日本企業も導入してよいと思う。

????