生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

h抜きリンク(つづき)

この間も、ちょいと書いたのだが、それとは別に以前書いたこと。

客観的に、リンクには三つの立場があると考える。

  1. リンクされる側
  2. リンクする側
  3. 閲覧し、リンクを辿る側

ウエブ管理人は、2:リンクする立場、として、能動的にリンクをおこなう。一般にリンクの自由と云っているのは、この立場を自由に行使すると云う話だろう。リンクする立場は、3:リンクを辿る側の立場と、ほぼ利害が一致する。1:リンクされる側の立場に自由はあるか?つまり、被リンクを選択すること、気に入らない被リンクを拒絶する権利があるかどうか。リンクの方法によっては、著作権法などで守られるべき権利はあるのだろうと思う。しかし、その権利を行使することは、気に入らない被リンクを受け入れる以上の困難や、苦痛を伴うのではないかと想像する。たまたま目にしたいくつかの事例は、端から見て苦痛に満ちたものだった。ウエブ上のリンクのみで繋がりを持つ、全く見も知らぬ他人に、自分の利害関係を説明し、権利について配慮を要請することは、実に難しいことで、結局、罵り合いになる覚悟が必要だろう。正当な権利を主張しているはずの自分の立場が、いつの間にか、相容れない人たちから実に不本意な評価を受ける可能性が大である。

リンクを辿る側、つまり閲覧者の立場から「h抜きリンク」はどうなのか。
h抜きリンクもリンクである。今日日のブログツールなどはhttp://で始まる何かを勝手にリンクアンカーに仕立て上げて、クリックするとhref属性で指定されたURIにジャンプさせようとするが、ブログ作者も閲覧者もそういう便利さに慣れ切っている。hを入れようが、抜こうがあるいはURIをブラウザ画面上に明示しようが、あるいは「ここをクリック」とやろうが、リンクのやり方はウエブページ作成者の自由である。リンクアンカーを設定せずにリンクさせる方法(hぬきリンクもその一つ)は緩いリンクと言っていいのではないか。
リンクを辿る閲覧者は、読み進めて、その話題のリソースを読むことが有意義と思ったら、リンクアンカーをクリックするなり、ちょいと面倒と思っても、コピペしてhを加えてURI欄にペーストするなりするだろう。閲覧者はその程度の努力をするべきだ。
閲覧者がどのようにしてそのページにたどり着いたか、ページ管理者が最も興味を持つところであるけれども、それは強制できないって、当たり前のこと。
私は、この頃タブブラウザの便利な使い方を覚えた。リンクアンカーをタブバーにドラグすると新規タブでリンクを開くことができる、今まではコマンドを押しながらクリックしていたが、ドラグなら片手でできる。しかし、ドラグするとリファラが残らず、これはリンクされる側にとって、「h抜きリンク」と同じことになる。
折角自分に言及して、ページを紹介してくれたんだから、別にどんなリンクの仕方しようと構わないと思う。