生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

角煮

週末の料理。豚の角煮を作ることにした。
私の料理の教科書、「基本の和食」に出ているので、その通りに作る。
家族5人分と、翌日月曜日の弁当のおかずになる分も作ることにした。
日曜朝、いつもより少し遅めに起きて、犬と散歩に出かけたあと、食材のリストを完成させて買い物に出かける。歩いて5分ほどのスーパーマーケットに向かう。いつも利用しているので、何がどこに売っているか、すっかり心得ている。
豚の角煮:豚バラ肉のかたまり、小松菜
焼き茄子:茄子、鰹節
きゅうりとトマトとささみのサラダ:きゅうり、トマト、鶏ささみ、赤ワインビネガー、オリーブ油
味噌汁:ジャガイモと舞茸
買い物は、自分の料理の食材だけではなく、妻に頼まれたものも買う。今回は、犬のおやつ、ビール、酒の肴。
帰ってから、料理に取り掛かる。
バラ肉は、フライパンで焼き目をつけて、たっぷりの水にネギと生姜の薄切りを入れて煮る。アクを掬いながら一時間ほど煮て、竹串がスムースに刺さるようになったら鍋から取り出し、食べやすい大きさに切って、醤油、酒、味醂を入れて落とし蓋をして煮る。最後に落とし蓋をよけて、火を強めて煮詰める。小松菜はにて、適当な大きさに切る。
ナスはヘタを残して、串で刺して穴を開け、魚焼きで20分ほど焼く。焼き上がったら、ボールに移しラップを被せて蒸す。皮を剥いて、食べやすい大きさに切って、さらに盛り付けて鰹節を振りかける。
ささみ肉は塩コショウを振り、蒸す。トマトときゅうりは1cm角くらいの大きさに切る。オリーブオイルと赤ワインビネガー、塩と胡椒を混ぜたドレッシングで和える。
味噌汁は、ジャガイモと舞茸。
美味しくいただいた。
料理の種類にもよるが、大抵は日曜日朝に買い物をする。昼過ぎくらいからぼちぼちと取り掛かる。前日のうちに、包丁を研いでおく。
春先であれば、買い物が終わった後か、昼食を済ませて料理を始める前にジョギングするが、今は暑くて日中に走るのは無理がある。
夕方は、妻と連れ立って犬と散歩に出かける。これも暑さを考え、6時過ぎに家を出る。神社にお参りして、跳ね橋を渡って向こう岸を歩いて帰る。おおよそ2kmほど。いろいろと打ち合わせのような、話をしながら歩いている。

散歩から戻った頃には、ご飯が炊けている。さらに盛り付けて、皆に声をかける。

そのようにして、週末は忙しい。食べ終わった後に、少し休んでからジョギングすることもあるが、夏になってからはこのような調子なので、日曜日は料理をして、妻と犬を連れて散歩をする日。ビールを飲みながら録画してあったドラマを見るか、そのような過ごし方をする。

餃子をつくる

梅雨がまだ明ける前の三連休である。
寝苦しい夜と、厳しい日差しが夏を感じさせる。
朝と夕方の散歩の時には、心地よい風が吹いている。そのうちに、散歩に出るのも苦痛な雰囲気になると思う。
妻は、日曜と月曜にパートに出ることにしたという。私は、家にいて、英気を養う。
日曜日、土曜日と二日夕食を担当することにした。
土曜日は、妻が素麺を茹でた。フルーツサラダを作ってくれた。
日曜日は、タコのパスタ。トマトのサラダ。
土曜日は餃子をつくることにした。
タコのパスタは、基本のイタリアンという本のレシピを参考にした。ベランダの植木鉢のイタリアンパセリを積んできて使った。
タコを切って、レモン汁をかけておく。イタリアンパセリは荒い微塵きりに、ニンニクはみじん切りにする。
パスタを茹でるタイミングと、ソースを用意するタイミングが難しい。
オリーブオイルにニンニクを入れて炒めて、タコとイタリアンパセリを加えて炒める。
パスタを少し短めに茹でて、タコと和える。出来上がり。少々タコを用意するのが早過ぎて、タコとパセリに火を通し過ぎた。色があまり良くない。
まぁまぁ美味しかった。パスタの茹で汁を少し加えて、パスタは出来上がり。

タコと一緒に、餃子の食材も買ってきた。
と言っても、白菜とネギ、豚ひき肉。餃子の皮。もやしの炒め物のために、もやし二袋。あとはサラダと味噌汁。
餃子は私の母が時々作ってくれた。私は子供の頃から餃子を包むのを手伝っていたので、餃子を包むのは大変上手である。
レシピは、基本の中華を参考にした。キャベツとネギ、それから生姜のすりおろしを入れる。調味料は醤油と酒、オイスターソース、中華スープの素、胡麻油、塩と胡椒を入れて、よく捏ねる。
今回、餃子の皮は出来合いのものを使ったが、自分で作った方が美味しい餃子になる。
75枚の餃子の皮を用意し、包んだ。
私は、子供の頃から、母の餃子作りを手伝ったので、餃子を包むのは大変上手である。40分ほどで、70個の餃子を包んだ。皮が少し余った。
他に、豆腐と小松菜の味噌汁、さつまいもとジャガイモのサラダ、もやしの炒め物。

もやしは根を丁寧に取り除いた。
酢醤油のタレを妻が作った。美味しく食べた。

疲れている

少し寝坊して、犬の散歩に出かける。
朝の散歩は、目的地が決まっている。往復でせいぜい1km余り。犬が真面目に歩いてくれれば、20分程度である。

犬は気まぐれで、途中で頻繁に寄り道をする。犬の寄り道は、彼の社会性を涵養する大切な時間であるので、なるべく邪魔してはいけない。
犬が、スタスタと歩くように少し工夫する。先に歩く犬に対して、私自身が少し速足になり、リードを緩めながら歩くと犬は歩くペースを上げる。
国道の手前にある欅の大木の植え込みまで歩いて、首周りをさすって、櫛を通してあげてから欅の周りを一周して折り返す。帰り道は、犬の足が早まる。
犬と毎朝散歩するようになって、私の生活が規則正しくなった。毎朝、同じ時刻の電車に乗って出勤するようになった。目覚ましを鳴らして、起きようとしている。目覚ましで起きられなかった時に、寝坊したと自覚するようになった。
私が寝坊して時間が足りなくなったら、どこかでその時間を生み出さなければならない。
取り敢えず、朝食を抜く。出勤の途中でサンドイッチを買って、職場についてからコーヒーを飲みながら食べる。少しコストが余分にかかるが、サンドイッチは美味しい。

君たちはどう生きるか

吉野源三郎著 岩波書店
1937年に新潮社から出版された。「日本少国民文庫」の第12巻。
このストーリーについて、作者の吉野が1967年に自ら解説文を書いている。
中国大陸の戦争が始まり、すでに言論や出版の自由が著しく制限され、労働運動や社会主義の運動が激しい弾圧を受ける時代背景で、作家も自由な執筆が困難になっている中、編者の山本有三氏が、ファシズムに対抗し、自由で豊かな文化と人類の進歩ついての信念を養い、ヒューマニズムの精神を守るために、少年少女の双書の刊行を思い立った。
物語では、15歳の少年がさまざまな経験をする。彼が直面するのは、戦時下という状況を勘案したとしても、社会の矛盾である。
クラスでいじめられる豆腐屋のクラスメートの厳しい生活を目の当たりにして、おじさんが彼に伝える話は、今の憲法で言うところの生存権である。
生意気だと、上級生に呼び出される。「愛校心のない学生は、社会に出ては、愛国心のない国民になるに違いない、愛国心のない人間は非国民である。」という理屈で、愛校心のない非国民の卵は制裁という名の暴力を振るわれる。上級生たちが、他人の過ちを責めたり、それを制裁する資格が自分たちにある、と思い上がっていることを大きな誤りと指摘する。このような雰囲気は、すなわち「ファシズム」である。
それから、85年を過ぎて、その間に多くの事例があってそれに基づく反省があった。実際に、国と国民は、一度滅亡寸前に追い込まれ、反省に基づく国のあり方を受け入れた筈だ。
厳しい世相の中、大変な危険を冒して物語は出版され、読まれた。そして今なお読み継がれている。今の世の中を透かして読み直してみると良い。
今、それだけの勇気を持って、「君たちはどう生きるか」を示してくれる誰かがいるのだろうか。

好きな曲

私とバッハの出会いは、姉が練習していたピアノだろう。家にはピアノがあって、姉が熱心に練習していた曲は、聞き覚えがある。
自宅にはケンプが弾く平均律の2枚組のレコードがあった。姉は平均律の中の何曲かを練習していたと思う。その頃の私は、平均率という妙なタイトルのアルバムを聴いたことはなかったし、その意味もわからなかった。
姉が練習していた曲で、はっきり覚えているものは、平均律第2集の2番BWV871で、聞き覚えがある。多分、他にも色々と練習していた筈だ。
BWV853(第一集の8番)のフーガは、姉が実際に弾きながら解説してくれた。
自分が大学を卒業する頃にCDが登場して、私は卒業の記念にポータブルのCDプレーヤーを買って、一緒に4枚のCDを手にいれた。何を根拠にその4枚を選んだのか、覚えていないが、その選択は私に大きな影響を与えた4枚の中に、Prince and the RevolutionのParadeと、Glenn GouldのGoldberg variationsが含まれていた。
そのあと、私はPrinceとGouldを知っている人になって、彼らの音楽と共に長い時間を過ごすことになった。
GouldのBachで好きな曲は数知れないが、平均律の中では、第2集の12番BWV881が好きだ。これも多分、姉が練習していたと思う。
Gouldが弾くと3分余りのごく短い曲だが、心地よい。フーガは素人の私が聴いても三声の造りがよくわかる整った曲で、最後に綺麗にまとまる。
私は楽器を使えないが、音楽を楽しむことができる。良い世の中である。

年次有給休暇1.5日目

6月末、金曜日に年次有給休暇を取ることにした。今年度に入って、通算1.5日ということになる。
自家用車の最初の車検で、ディーラーに10時までに車を持って行くことになっている。妻はパートに出かける。運転免許を持つ息子も当てにならず、それでは私が休暇を取るということになった。
数年前から、職場が年間5日以上有給休暇をとるようにうるさく言い出した。取れる時に休暇を取らないと後々面倒である。良いタイミングだったと思う。
金曜日である。
普段より少し遅めに起きて、小雨のなか犬と散歩に出かける。犬は雨に濡れるのを嫌がるので、用事が済んだらその先に進もうとしない。引き返して帰ることになった。
いつも通り、ごく簡単に朝食を済ませコーヒーを飲みながら妻と話をする。この日の他の家族の都合を聞く。妻は昼過ぎまでパートの仕事があり、自転車にでかける。雨の中、カッパを着ていく。次女は仕事がある。ギリギリの時間に起きて、私が職場まで車で送ることになった。家を出る時はギリギリの時間と思ったが、無事に間に合った。
そのあと、カーディーラに立ち寄り、車を預けた。車検についてのいくつかの説明を聞いて、夕方6時に受け取りに行くことになった。
ディーラーはずいぶん混み合っていて、考えてみるとこの近辺に住む車を持っている人たちの何%かがここで車を買っているはずで、混んでいて当然である。
芦屋駅近くの店で通勤用のカバンを買うつもりで、近くの駅から電車に乗った。開店時間の11時には少し早かったので、駅の近くにある市役所の花壇を散歩した。芦屋市は「非核平和都市宣言」をしている。その市議会決議文を刻んだ銘板を眺めた。綺麗に整えられた花壇である。
踏切を渡って、ビルの3階にある店に行くと、すでに数名の客が訪れている。
紺色のトートバッグを選んだ。名前も入れてもらった。
芦屋駅にもどり、電車で甲子園に向かった。降りてから少し歩いて、ららぽーとに向かう。雨はパラパラと降っているが、傘は邪魔になる。
甲子園球場側から入り、1階のフロアを眺めながら歩く。夏向けの服を買いたいと思っていた。
結局、ユニクロでTシャツを3枚選んだ。
何を着ても似合うので、適当に選んだ。
Caldiに寄って店の中を色々見ていた。夕食のカレーに使うために、ココナツミルクを二つ買った。
夕食に、ココナツカレーを作ることにした。冷蔵庫に鶏モモ肉がある。グリーンペッパーが二つ残っていた。他、必要なものは大体あるはず。レシピはインド人のご婦人の動画をネットで見つけている。あとは、冷蔵庫の野菜を使ってサラダ。ジャガイモを蒸して、玉ねぎとピーマン、それからベーコンを加えた。

車検上がりの車を受け取りに行った。
そのようにして、私は有給休暇を忙しく、のんびりと過ごした。
おそらく、働き方改革に伴う2019年の労働基準法改正で、年間5日以上の年次有給休暇を取得させなかった場合に、30万円以下の罰金が課されることに対する職場の対応なのだろう。年に5日の休暇を適切に消費していないと、各部署ごとにペナルティーを科すという職場の通知があった。本末転倒である。
休暇を取れば、1日あたり2000円の手当を出すとか言えば、みんな喜んで休暇を取るだろう。