生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

選挙ご苦労様

選挙の効用について考えてみる。
例えば、大学教授も選挙によって選ばれる。有権者は、一般に教授会のメンバーで、候補者は、自分の業績や抱負などを有権者の前に明らかにし、如何に自分が魅力的な、色々な意味で、候補であるかを表現し、教授に選ばれる。
選ばれた後は、よほどのことがない限り、定年までその身分が保障される。
大学教授のポストに定期的な改選規定があったらさぞかし面白いだろう。数年ごとに巡ってくる選挙のために、教授たちは必死になって仕事をしなくてはならない。もしかすると、仕事や業績以外の部分で、がんばる人も出てくるかもしれないが。
政治家の選挙も似ている。政治家たちもこのときばかりは勉強し、一生懸命やるのだろう。多分。政治家たちの尻を叩き、より一生懸命勉強させ、仕事をさせるために、選挙というものは役に立つ。
国の行く末を選択すると云っても、個別の政策について投票するわけではないから、全体的に見て、よりマシになりそうな方を選ぶことになる。概ね半分の人たちの意見が通らない。逆に言えば、別に誰が勝とうが世の中はそれほど変わらない、と云うこともいえるかもしれない。
投票行為は候補者たちの業績と抱負を評価する機会である。公平な競争が行われれば、彼らも努力するし、努力の方向も正しい方向に向くだろう。