生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

ラジオで

昨晩、NHKの夜のラジオニュースの中で、専門家がいじめ問題に対する意見を述べていた。
掻い摘むと、この問題は加害者側に働きかけることが必要で。被害者を励ますことは解決にならない。「いじめられる側を鍛える」などというとんでもない意見が出るのは、自己責任論に代表されるような自由主義の悪しき一面である、というような話だったと思う。概ね同感。
文部科学大臣や教育委員会の緊急アピール、石原都知事のコメントにも、なぜか加害者側を糾弾する言葉が見あたらない。以下は、東京都教育委員会教育長 中村正彦名で出された緊急アピールより抜粋。

子どもたちへ
みなさんは、いかなる理由があったとしても、自らの命を絶ってはいけません。辛いこと、苦しいことに耐えられなくなったときは、決して一人だけで解決しようとしてはいけません。
人間は決して強いものではありませんし、一人で生きられるものではありません。多くの人たちに支えられて成長し生きていくのです。互いに支え合っていくのが人間です。
困ったときは、家族や周りの人に助けを求めてください。悩みを打ち明けることは、決して恥ずかしいことではありません。あなたが弱いということでもありません。
みなさんの思いを受け止めることは、わたしたち大人の責任です。大人を頼りにしてください。
力強く生きてください。素晴らしい人生を送ってください。つらいこと、悲しいこと、苦しいことを乗り越えて素晴らしい人生を送ってください。決して、自らの命を絶ってはいけません。

ご覧の通り。
君たちの行為が、友人を傷つける。君たちは取り返しの付かないことをやろうとしている。直ちにいじめを止めなさい。というようなセリフが無い。
いじめる側を見つけ出し、直ちに止めさせますから、安心してください。という約束もない。