生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

VFR1200を右に倒すとどうなるか

乗り始めて丁度一週間過ぎたので、右に倒すとどうなるか、職場の駐輪場で試してみた。
乱雑に停めてある自転車を縫うようにして、駐輪場をひとまわりして方向転換して出て行く。そういうことをBROS650ではわりと躊躇なくしていた。通れる隙間さえあれば、通り抜けていた。VFRだと、大きさの不安感というか恐怖心から何となくよろけたり、脚を出したりしてしまう。低速で思いの外不安定だし、バランスを崩して脚を出したときに踏ん張り切れるか自信が無い。何しろ、260キロオーバーである。取説をみると、車重は268kgとある。加えて今日はほぼフルタンクで、トップボックスに両側のパニアケースまで付いていた。何キロあるかは分からない。
倒したらどうなるだろう、という漠然とした不安があり、つまりは起こせるのだろうかということ。やってみた。
設定は、買って一週間目で、何となく慣れてきたところで、駐輪場から出る際に右にハンドルを切ってバランスを崩す。思わず右足を出そうとするが、少しタイミングが遅れてそのままバイクは傾いていくということ。とてもじゃないが私の脚では支えきれない。
実験の結果だが、私の力でも起こすことができた。簡単ではない。しかし、一人で起こせた。
不安なのは、起し掛けて力尽きてもう一度倒す、とか、起こしたは良いが、今度はそのまま左に倒すとか。右側にしがみついて,何とか車体を持ち上げて、身体をその下に潜り込ませながら、スタンドが反対側にある事を思い出す。どうするか、起こしてそのまま自分で支えてまたがらなくてはならない。気持ちは動揺しているし、以前から股関節が痛むので、片足でバイクを支えてまたがる動作に不安がある。しかし何とかやり遂げて、バイクにまたがり、サイドスタンドを出して一安心した。
倒れたときに、何かがぶつかるような音が聞こえていた。右側にはマフラーがある。パニアケースも付いている。あと、フルカウルのモデルである。相当なダメージを覚悟して、バイクを眺めた。
駐輪場が暗いので見えていない部分もあるかもしれないが、取りあえず、パニアケースには目立つ擦り傷が付いていた。それからバックミラーにも擦り傷。あとは、ミッションケース。ハンドルのグリップエンドやステップにも傷があるかもしれないが、思いの外ダメージは少なかった。
結論としては、私自身がVFRを扱い切れていないこと、しかし、私の体力でも起こすことが出来ること。平らな場所で倒せばそれほどのダメージは無い、という事が分かった。
少し安心した。
転倒の際のダメージを軽減するためのスライダーはメーカーに在庫が無く、まだ取り付けていなかった。
からだがバイクの下敷きになるようなことは無かったのだが、倒れそうになったときに踏ん張ったせいか、または、起こそうとして無理をしたせいかどちらかと思うが、左足の股関節が痛む。踏ん張ったのは右足の筈だが、痛むのは左である。左股関節は以前に柔道で痛めており、元々不安があった。バイクにまたがるときは左足を軸足にするわけで、左股関節痛は辛いものがある。
それくらいで済んで、まぁ良かったのかもしれない。取りあえず、大切な行事が済んだような気分だ。もう倒したくない。

追記

朝になって,明るい場所でもう一度良く眺めてみると、パニアケースが割れていた。使えないことは無いと思うが。右側のカウルに細かなキズがいくつか。ステップとブレーキペダルの先端に傷。