生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

犬と風呂に入る

我が家の柴犬(ミライ)は盲目である。生まれつき目が見えず保護され、縁があって我が家に来た。

その前に柴犬(コロ)と長く生活していて、柴犬の扱いは慣れているつもりでいたのだが、目が見えない犬と生活するのはなかなか大変である。引き受ける前に想像していなかった苦労がある。それが全て盲目、保護犬というミライの特性によるものかどうかはわからない。。ミライは、日頃から突然何かと戦いを始めて、吠えて近くにあるものに噛み付いてくる。家族それぞれが、何度か噛まれて痛い目にあっている。大変扱いが難しい。迂闊に彼の口が届くところに手を置くと突然噛みつかれて血まみれになることがある。愛すべきミライだが、カブ犬として恐れられている側面は理解する必要がある。

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犬種に関わらず、犬は風呂嫌いのようだ。風呂好きな犬の話は今まで聞いたことがない。極めて温和で、いつも飼い主に為されるがままだったコロ犬も、風呂だけは抵抗した。
月に一度、ミライを風呂に入れる。今日がその日である。
今までいろいろやってみて、その度に大変な暴れ方である。本気で噛み付いてくる犬は相当の迫力がある。遂に、私がミライを抱っこして風呂に入れる方法を提案した。日頃から、抱き上げて膝に乗せる事でコミュニケーションを取る努力をしている中で、少し信頼関係が生じているように感じている。最近は、ミライは私に噛み付くときに決定的な怪我を負わされるようなことがあまりない。彼は牙を私の手の甲に立てて、歯形を残すが、出血させるようなことはしなくなった。多分、「寸止め」しているのだ。私も、噛まれない手の位置、安全な抱き方がわかってきた気がする。なんとなくだが、ミライ犬と私の間に、信頼関係が築かれつつあると言っていいだろう。
先月は私が自ら志願して、犬を膝の上に乗せてシャンプーしたところ、意外なほど従順だった。もちろん、こちらもおっかなびっくりだが。今回もその例に倣い、私が犬を抱いて体を洗ってやることにした。もちろん、私自身が全裸でそのまま風呂に入る格好なので、写真や動画はない。
犬は、どうして良いのかわからないでいるのかもしれないが、風呂が終わるまで私の膝の上で驚くほどおとなしく、また歯向かう様子も見せない。シャワーをかけて体を濡らしてからシャンプーを泡立てて身体中を洗い、シャワーをかけて洗い流す。最後にバスタオルで体を拭く段になって、ようやく吠えて暴れようとしたが、期待以上の達成感である。丁寧に体を拭くところまでなんとか済んで、妻が散歩に連れていった。奇跡的と言っていい、ほぼ完璧な犬の入浴である。
次回も同じようにうまくいくことを願っている。
日曜日、早朝から目が覚めた。
日曜日なので、少しゆっくりめと思ったが、結局6時半には起きて、犬くんと散歩に出かけた。ちょうど雨が止んでいるところだったが、香櫨園駅前でまた雨に降られて雨宿りした。その間に私は駅の売店でアンパンを買った。
散歩から戻ったら、NHKの自然番組を見る。エゾリスの子育ての話がとても興味深かった。
その後、妻とスーパーマーケットに買い物。今日の献立は「ポークチャップ」と「ポテトとベーコンのサラダ」「オニオンスープ」を作ることにした。サラダとスープは同じレシピで以前作ったことがある。
ポークチャップはおそらく母の得意な料理だったはずで、子供の頃からよく食べていた。料理をすると、生まれ育ちが自覚されて、妙な気分になる。これについては、その後にもう少し書きたいと思う。
芋を蒸して、少し冷ましてから潰した。玉ねぎを切って、炒めた。いくつかの準備を済ませて、なんとか夕食に間に合う見通しがついたところで、ジョギングに出た。南芦屋浜から湾岸線沿いに鳴尾浜まで走り、甲子園浜を走って戻るコース。身体は大変老いてポテンシャルの低下を感じる。
なるべく人の少ない道を選ぶが、湾岸線沿いは選択肢が少ない。ちょっと走りすぎてキツかった。
家族は喜んで食べてくれた。一人暮らししている長女にも届けた。
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自転車修理

妻はいつも自転車で移動する。
パートに行く時も、買い物に行く時も車を使わずに自転車に乗る。それが彼女なりの節約である。
先日、およそ片道3kmのパート先に行くときに、自転車のチェーンが外れたそうだ。仕事には間に合ったが自転車を押して歩いて大変疲れたとのこと。外れたのは後輪の歯車の方で、普通はペダル側が外れることが多いと思う。チェーンを歯車に戻したが、次の日にまた同じように外れた。
自転車は27インチのいわゆるママチャリで内装三段変速である。乗り始めておよそ20年になる。後ろのスプロケット(歯車)が相当すり減っていることは分かっていたので、そろそろ買い替え時と思った。
長年乗り続けて愛着はあるが、もう十分に元は取ったところでもあり、修理は諦めて新しく買うつもりで情報を集め始めた。その間、妻は三女の自転車を借りて職場へ通うことになった。三女の自転車は26インチの内装三段変速。これも相当古いが、十分に役に立つはずである。
同じような自転車と思っていたが、意外と適当なものがない。結構な値段がする。
思い直して、できるだけの修理をしてみることにした。
チェーンのたるみを確認して、チェーン引きを調整することにした。後輪軸のナットを緩めたところで、すり減ったタイヤも交換することにした。交換用のタイヤとチューブはあらかじめ買ってあり、使わない手はない。内装変速機付きの自転車の後輪交換は結構な手間だが、何度かやったことがある。
無事に交換が終わった。妻はしばらくは三女の26インチ自転車を使うという。三女の自転車もしばらく使っていなかったはずである。みると、後輪のゴムに大きなひび割れがある。改めて26インチのタイヤとチューブを買ってきて、交換することにした。
それから、ブレーキや変速機の調整やスタンドのグリスアップを行い、2台とも普通に乗れるコンディションを取り戻したと思う。
先週の料理は、ヒレカツ。ナスとししとうの炒め物。ジャガイモと玉ねぎの味噌汁。もちろん、キャベツの千切りとトマトを添えた。
今週どうするかはまだ決まっていない。
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今年の記念日

今年は月曜日だった。
家族が始まった日として、毎年祝っている。
実際に、私が妻と出会った日は覚えていない。付き合い始めたり、結婚の約束をした日は別の日だったはずだが覚えていない。
29年前に、色々と準備を済ませて、ぐったりと疲れ切った私たちが皆の前で祝福された日ということになる。
子供たちが成長して落ち着いてきてからは、この日を祝う意義も分かってもらえているようだ。子供たちにとって、花が飾られたり、ご馳走やケーキを食べられる日ということかもしれない。家族の前で、少し、昔の思い出話もする。
日曜日の料理は、水餃子を作ることにした。以前、焼餃子を作った。今回も餃子の皮を自分で作る。その方が美味しい餃子になる。
椎茸入りの餃子と、エビの餃子、二種類のタネを作った。もやしと春雨のサラダ、レタスとキクラゲのスープを添えた。
ケーキは記念日用のケーキを予約した。花は土曜日に妻と買い物に出た時にオレンジの小バラを買った。
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29回目の記念日である。長女も参加して、家族が全員揃った。29年前には、私たち夫婦は他人であったのだ。それが今、こうして祝えることについて、私は少し特別な気持ちでいる。
餃子はまずまずの出来だった。ケーキも大変美味しかった。
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何事もなく、日々は過ぎていく。
さまざまな事柄に、目を凝らすべきだ。その意義を考えるべきだ。
翌火曜日は飼い犬の一周忌である。

包丁を研ぐ

時々妻から包丁研ぎを依頼される。
私は、中学生の時に技術家庭という科目で鉋の刃の研ぎかたを習ったことがあるので、その経験を活かす。
我が家の台所には番手の違う二種類の砥石がある。
妻は、いよいよ切れなくなってから、私に声をかける。切れない包丁を我慢して使っていることが多いようだ。
自分で週に一度料理をすることにしてから、料理に取り掛かる前に包丁を研ぐことにしている。
普通の万能包丁が二つ。一方は鋼で他方はステンレス。それから出刃包丁と刺身包丁が一つずつ。
鋼の万能包丁と出刃包丁は、妻の誕生日に私がプレゼントしたものである。
使わずに放っておくと錆びて、手入れが面倒になるので、週に一度包丁を研ぐのは良いことと思う。
先週は、海鮮丼をメインディッシュにして、白和え(ほうれん草と蒟蒻、にんじん)と、ほうれん草と落とし卵の味噌汁を添えた。
海鮮丼は鮪、鯛、帆立、他に幾つかの鮮魚を添えて、丼の白米の上に並べるだけで、ネタの豪華さと新鮮さが重要で、作る側からするとあまり芸がない。
但し、家族からの評判は良かった。
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今週は、牛肉料理を選んだ。
ダッチオーブンのレシピにある牛のバラ肉の赤ワイン煮。それからベーコンとポテトのサラダ、キャベツのスープを作ることにした。
我が家のダッチオーブンはおそらく、手に入れてから20年くらい経っている。おおよそ、年に一度くらいは使っている。毎週自分で料理をすることに決めてからは、結構使っている。我が家にあるのは12インチで足がついたアウトドア用である。
炭火で使うには都合が良いが、家庭用のコンロで使うには少々やりにくい。まして我が家の台所はIEなので、とりあえず、岩谷のカセットコンロを出して、その上にダッチオーブンを載せて調理した。
レシピでは、牛バラ肉を使うことになっていたが、近所のスーパーマーケットの肉売り場で手に入らなかったので、肩ロースの塊にして、同じレシピで料理した。
肉はとても柔らかくなって、大変評判が良かった。
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週末の料理は、私には結構な負担になっている。一人で食べるならともかく、家族の食宅に上る。結構なコストがかかっているし、皆さんに喜んでもらう必要がある。
いろいろな事を考えながら、毎週やっている。
妻は、自分の食べたいものを作れば良いというが、私は妻が作ってくれる料理を食べたい。ある意味、矛盾である。
そのうちに、一度作った料理を再度作ることになると思う。本来はそうあるべきで、私のレパートリーが広がったことになる。
次週は、餃子を作ることにしている。
結婚記念日が近いので少し豪華な夕食となる見込みである。水餃子は我が家ではパエリアと並びおめでたい時のメニューの一つである。

犬くんの妙な行動

犬にも色々と個性がある。
未来くんは、気が荒い。気むづかしい。以前飼っていたコロ犬は実に温和で大人しい犬だったので、柴犬はそう言う犬と思い込んでいたが、実はそうではないことに気付かされる。犬ごとに個性豊かで、コロ犬のような大人しい(飼い主の為すがままになる)のはむしろ稀なようだ。
我が家のミライは、非常に気ままである。家族を追いかけ回し、噛み付いてくる。大声で吠える。扱いがとても難しい。それがミライの個性であると獣医が助言してくれた。
ミライは少し前から、食事の時に妙な行動をとる。
食事は時間が決まっていて、朝晩2回に分けて与えている。
朝食は、散歩が終わってから。夕食は、19時丁度に。
食事が用意されると、嬉しそうにスキップしている。皿に大喜びで寄ってきて、お座りさせて、お手までは終わって、皿に向かうが、食べようとしない。自分の尻尾に向かって吠えて、尻尾に噛みつこうとする。そう言う時に、下手に手を出すとこちらが噛みつかれる。以前から、食事を邪魔するような行動に対してとても厳しい態度を取る犬だった。マテを命じて、私は何度か噛みつかれたことがある。
餌を皿から床にこぼしてやると、食べ始める。どう言う心理なのか、さっぱりわからない。
散歩中に左にクルクルと回るので、リードが捩れる。散歩中に、散歩道に落ちているいろいろなものを口に入れようとする。石ころ、松ぼっくり、最近ではソメイヨシノのさくらんぼなど。美味しいはずはないのだが。
元々視力が弱いせいで、散歩中の音に随分影響される。私は普段朝の散歩を担当しているが、通勤の徒歩や自転車の音、ハイヒールの音、自転車の音、ゴミ出しの音、電車や車の音。さまざまな音が気になるようだ。
理解してあげることが必要と思うが、どうにも理解できないことも多い。
よく吠えて、しょっちゅう噛まれる。
大変機嫌が良い時は、私たちん胃まとわりついて、そういった時はボールを投げて欲しいのである。
私の膝の上も、彼のお気に入りの場所の一つである。