生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

今朝の散歩

勤労感謝。
良いタイミングで祭日が挟まり、私にとっては一息つける日になるはずだった。週末、土日ともに出勤し、月曜も休めなかったので、火曜日の祭日はありがたい。
妻はパートに出るので、私は昼食、夕食の支度の肩代わりを約束した。昼食は冷蔵庫の余りご飯でリゾット。ネットでレシピを見つけたが、インスタントの粉末スープの味付けが安直で、あまり美味しいと思わなかった。残念。夕食は、辻仁成さんのレシピ本からボロネーゼスパゲッティ。お腹が一杯になった。
キャベツを千切りにしている時に包丁の刃が左の人差し指に当たり、思っていた以上に出血した。傷は大したことはない。走るのは諦めた。というか、家族と過ごしたいと思った。
息子が大学のサークルの人たちとオンラインでミーティング。夜遅くまで色々話をしていた。
やや寝不足。
眠い目を擦りながら、起床し身づくろい。昨日の残りのリゾットをマイクロウェーブで温めて朝食にしたが、後味が悪く全部は食べられなかった。
犬を散歩に連れ出す。
気性の荒い柴犬は、油断しているとハーネスをつけるときに噛みついてくる。ぼやぼやしていると、あたり構わず放尿する。
自分の身支度を整えてから、犬に声をかけ、餌を少し与えながらハーネスをつける。さて、出かけようと犬を抱いて(犬は目が不自由なので、自分では階段を降りようとしない)玄関に連れて行き、家から出たときに、自分の身支度が一つ足りないことに気づいた。
腕時計、スマートフォン、イヤホン、上着、メガネ、マスク。
マスクを忘れている。すでに玄関から外に出ている。歩き始めようとしている犬を玄関に連れ戻した途端に放尿されそうに思い、玄関先にリードをくくりつけて犬を待たせて玄関に入り、マスクを一つ袋から取り出して外に出たら、リードとハーネスが転がっていて、犬がいない。
せいぜい30秒ほどの間と思う。
犬がハーネスから抜けたのだ。新しいハーネスを使い始めてから一度も抜けていない。かなり無理に引っ張っても一度も抜けなかったので、油断していた。
玄関前の通りを左右を見渡すが犬の姿はない。右か左か。左側のいつも向かう川沿いの遊歩道に向かって走った。犬の名前を呼びながら走った。目は見えないが、耳は良いはず。遊歩道に上がって左右を見た。山側にはいない。海の方に犬の姿が見えて、走って追いかけた。横断歩道の信号機が青。犬が通りを渡ろうとしている。呼んだが、こちらに戻ろうとしない。横断歩道で、車の音に怯えて立ち止まったところで捕まえた。おそらく、逃亡を始めてから1分程度と思う。興奮して私に噛みつこうとしたが、押さえつけて抱き上げた。
懸念としては、行方不明になったらさまざまな方面に迷惑をかけつつ捜索することになったであろうこと。交通事故に遭う可能性があったこと。通行人や散歩中の犬に噛み付いて怪我をさせること。
そのいずれにもならず、身柄を確保できて本当によかった。
犬を捕まえた横断歩道を犬が渡り切っていたら、探すのはより困難になり、大事件に発展していたかもしれない。
とりあえず、抱き上げて家に戻った。
全く肝を冷やした。家に戻り、ハーネスを少しキツく調整して付け直し、あらためて散歩に出かけた。
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大きな事件いならず、本当によかったと思う。
目を離してはいけないと思う。ほんのひとときの自由な時間というよりは、信頼していた介助の人が突然いなくなってパニックになったのかもしれない。
再び信頼関係を築くには、少し時間が必要になるだろう。今日一日、様子がおかしかった。