生活

面白いことは特にない、ただの日記です(投稿後に、二三日かけて書き直します)

渡辺氏インタビュー

ニュース23で読売新聞社主と筑紫氏の対談。ライブドア騒動で隠れてしまった観があるが、寧ろタイムリーだった部分もある。
ウォルター・クロンカイト氏のことばを引用し、複雑なことを伝えるのが苦手なテレビというメディアの脆弱さと、世論誘導に関する意見は興味深かった。
このテレビの特性ゆえに、ワンフレーズポリティクスは効果を発揮する。丁寧に説明しようとするひとは、テレビに馴染まない。テレビメディアを利用できない。寧ろ、丁寧な説明の一部を抜き出され、ネガティブなキャンペーンに利用されてしまう。多くの視聴者は、取材ビデオが編集されていることに違和感をもたず、気に留めない。短いフレーズが視聴者に与える影響は大きい。一昨年、渡辺氏自身が、「たかが選手」発言で叩かれた。
こういったテレビの特性は、むしろテレビ視聴者の特性とみることが出来る。多くのテレビ視聴者は、何となくテレビを見る。ただ受け入れる。
持ち上げたり、貶したりするマスコミの変わり身の早さは、視聴者、読者の変わり身の早さとほぼ一致している。